三菱自 「トライトン」新モデルで販売10%増へ

三菱自動車の正規販売会社ミツビシ・モーターズ・マレーシア(MMM)は今年度(2016年3月期)に、前期比約10%増となる1万5,500台の販売を目指す。26日には第5世代となるピックアップトラック「トライトン」の新型モデルをマレーシアで発売した。販売目標は月900台で、年間で同社全体の50%を占める計算となる。


MMMの昨年度(15年3月期)の販売台数は13%増の1万4,184台で、過去最高となった。このうちトライトンは全体の42%を占める6,016台で、現地組み立て生産しているスポーツタイプ多目的車(SUV)「ASX」は23%を占める3,299台だった。販売目標の達成を目指し、今期中に販売拠点数を現在の54カ所(うち50カ所が3S=販売・サービス・部品交換センター)を65カ所にまで拡大する計画だ。

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■ピックアップでシェア20%目標

新型トライトンの発売は、東南アジア諸国連合(ASEAN)ではタイ、フィリピンに次いで3カ国目となる。

マレーシアでは、従来のパームやし産業などでの使用に加え、都市部などでSUVとしてのピックアップトラック需要が増えている。新型モデルでは「アルティメット・スポーツ・ユーティリティー・トラック」をコンセプトに、乗用車の内装にピックアップトラックの機能性を合わせたデザインを採用。新型の5速オートマチック・トランスミッション(AT)変速機を採用したほか、タッチスクリーンの液晶パネルやリアカメラなども搭載し、都市部での需要にも対応する。

グレードは「VGTアドベンチャー・オートマチック」「VGTオートマチック」「VGTマニュアル」「マニュアル」「クエスト・マニュアル4×2」の5つ。全てタイ生産モデルとなる。ボディーカラーは、グレードごとにアースグリーンやパールホワイト、シャドーブラック、レッドソリッド、スターリングシルバーなどをそろえた。

価格(個人向け、GST=消費税込み、保険料抜き)は6万7,603~10万8,273リンギ(約227万~364万円)となっている。

MMMのヤン・ウォンチョル(梁源哲)最高経営責任者(CEO)は「新型トライトンの発売により、マレーシアのピックアップトラック市場で20%のシェア獲得を狙う」と話した。

トライトンはマレーシアで2006年に初めて発売された。これまでに累計で5万6,000台を販売している。

■AECの影響は未知数

また三菱自の相川哲郎社長は、マレーシアの自動車市場はASEANではインドネシア、タイに続く規模であるとした上で、「三菱自ブランド車のマレーシアでの販売台数は、インドネシア、タイ、フィリピンに続いて4番目にとどまっている」と指摘。「三菱自にとっては今後も伸びる余地のある市場だと見ている」と説明した。

一方、年内にASEAN経済共同体(AEC)が発足予定であることについては、既にASEAN内ではASEAN自由貿易地域(AFTA)、日本との経済連携協定(EPA)などが導入されていることから「すぐに直接的な変化が起きるとは想定してない」(相川社長)とした。

マレーシアでは輸入完成車(CBU)モデルには高い関税がかけられていることから、マレーシアでの現地生産によるメリットもあるという。ただ現地生産を拡大する具体的な計画は今のところないという。三菱自は現在、マレーシアでは現在、SUV「ASX」(日本名:RVR)を現地組み立て生産している。

三菱自は昨年の全社売上高の30%をASEANで稼ぎ出している。
news.nna.jp


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by ganbaremmc | 2015-05-27 14:11 | 三菱自動車 | Comments(0)