三菱自 最後の「ランエボ」国内外から“復活”望む声

23年間の歴史に幕を下ろす三菱自動車の高性能四輪駆動(4WD)セダン「ランサーエボリューション」。その最後の“ランエボ”となる特別仕様車「ファイナルエディション」が、4月の予約受付開始発表から1カ月超でほぼ売り切れる人気となっている。 一世を風靡(ふうび)したスポーツセダンとして、根強い人気をあらためて証明した格好で、生産終了を惜しむ声は社内外から高まっており、電気自動車(EV)として“復活”するとの見方も現実味を増している。
ファイナルエディションは現行の「X(10)」をベースにエンジンを改良。最高出力は300馬力超で、国産車トップクラスとなる。 販売価格は429万8400円。実車はないが、日本のほか、米国などからも予約があり、限定の1000台は「大部分が埋まった」(同社)という。他社から「台数をもっと多めに設定しておけばよかったのに」との声が聞かれるほど、ランエボファンの多さを浮き彫りにした。

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平成4年に初代が発売されたランエボは、まさに世界ラリー選手権(WRC)で勝つために生まれたモデルといえる。  三菱自はWRCに中型セダンの「ギャラン」で参戦したが苦戦。  そこで小さくて軽い「ランサー」に、ギャランの2リットルターボエンジンや4WDシステムを「何とか詰め込んでランエボを作り上げた」(関係者)。  ポテンシャルはすぐに発揮される。  WRCでは8年から4年連続のチャンピオンを獲得し、世界にその名をとどろかせた。

また、「エボリューション(進化)」という名が象徴するように、三菱自の持つ最先端技術が代々投入されてきた。  平成8年に発売された第2世代最初のモデルとなる「IV(4)」は、後輪左右のトルク移動量を電子制御するAYCを搭載し、旋回性能を向上。販売台数は過去最高の1万3134台を記録し、商業的にも成功を収めた。  第3世代の「VII(7)」(13年発売)は速さだけでなく、走りの質感も追求。  14年にはシリーズ初のATモデルとなる「VII GT-A」も用意され、2モデル合わせて約1万4000台を売り上げた。

業界関係者は「15年に出た『VIII(8)』からランエボの位置付けが変化し始めた」と指摘する。
三菱自を象徴するスポーツモデルであることに変わりはなかったが、ルール変更などもあり、WRCに実際に出場する車両とは異なる市販向けの車両になり、海外にも輸出されるようになった。  米国などでは大型化のニーズも根強く、第4世代として19年に発売された「X」は、「ギャラン フォルティス」(海外名「ランサー」)をベースにし、全長や全幅は大きくなった。

一方で、三菱自はリーマン・ショック以降、EVや充電可能なプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動化車両、得意とするスポーツ用多目的車(SUV)やピックアップトラックへのシフトを強める。 ランエボについては顧客ニーズが変化し、販売も頭打ちに。そこで26年、現行モデルを最後に生産を終了する方針を決めた。  Xの平成27年3月末時点の販売台数は1万1634台。 スポーツモデルは少量生産で、世界的に強化される環境・安全規制への対応や開発コストなどが重荷になったとみられる。  ただ、トヨタ自動車が「86」、マツダが「ロードスター」、ホンダが「S660」を発売するなど、ライバルメーカーは相次いでスポーツモデルを投入し、ブランドイメージの向上を図っている。  
「 個人的にはいつか(ラン)エボをEVで出せればいい 」 自らも開発畑が長く、ランエボに愛着を持つ三菱自の相川哲郎社長は打ち明ける。現時点で具体的な計画はないというものの、エボ(EVO)は「EV王」(相川氏)にも通じるという。 実は、ランエボXはPHVの「アウトランダーPHEV」などと共通の車台を採用している。このため、業界では「完全なEVとしてより、PHVとしてなら復活も早いのではないか」との見方も根強い。
bizmakoto.jp


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by ganbaremmc | 2015-06-05 01:35 | 三菱自動車 | Comments(4)

Commented by おやじな学生 at 2015-06-05 02:17 x
相川さんのこの言葉=まさしく三菱技術陣の言葉なんでしょう
正直なところ現在の三菱の流れで相川さんに対しても少なからず不信感を抱いていましたが、この言葉が聞けて三菱ファンとしてはものすごくうれしい限りです

正直、EV技術でランエボを復活させた場合、賛否両論だと思いますが、社長がスポーツモデルに対する意欲がまだあるということは今の三菱にとってわずかであると思いますが、大切な財産だと思います

これは次期RVRエに本当にエボリューションモデルが出るかもしれませんね!
Commented by 点々 at 2015-06-05 11:27 x
それより、エボのエンジン見直して
エコモードやサーキットモードの切り替えするだけで
まだまだ行けそうだか
ドライバースアースじゃおもしろくないぜ
Heart-Beat-Motorsが好きだから三菱好きだったが本当
最近の三菱は詰まらん車しかない
Commented by at 2015-06-05 11:41 x
ドライブ アット アース
Commented by PHEV at 2016-03-21 12:06 x
パジェロやRVRを一旦切り捨ててランエボPHEVを造って復活させてほしい。三菱自動車の技術なら
ホンダ新型NSXに引導を渡せる車が造れるよ。