マツダ 人見氏「 デミオの実用燃費を26%改善できれば・・・ 」

「 内燃機関の改善目標を、実用走行時の燃費でCO2(二酸化炭素)発生量を電気自動車(EV)並みにする 」
2015年7月21日、日経Automotiveと日経ビジネスが主催する「次世代自動車フォーラム」で、マツダで技術研究所とパワートレイン開発などを担当する常務執行役員の人見光夫氏はこう強調した。

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次世代の環境車としては、EV、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)などが注目を集めている。 だが、マツダは「SKYACTIV TECHNOLOGY」に象徴されるガソリンエンジンやディーゼルエンジンなど内燃機関の進化に注力している。  ガソリンエンジンでは「14」という極めて高い圧縮比を、ディーゼルエンジンでは「14」という非常に低い圧縮比を実現。 そんな常識外れのエンジンをそれぞれ実用化させ、優れた燃費効率と高い走行性能を実現させた。 こうしたエンジン開発を主導してきた「ミスター・エンジン」と呼ばれる人見氏は、「会社ではなく、個人的な意見」と前置きしたうえで、EVと比較しても、内燃機関の改善を進めることが、環境問題の解決に大きく役に立つとの認識を示した。  

EV自体はCO2を排出しないが、電気を使う。
その電気を生み出すには、石油や天然ガス、石炭などCO2を排出する化石燃料を使うケースが現実には多い。 太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーも脚光を浴びているが、まだ発電能力全体に占める比率が低い国が多い。 米国や欧州、中国、インドなど世界各国のおおまかな平均値としては、発電時に1kWh当たり0.5kgのCO2を排出していると捉えている。 つまり発電にまで視野を広げると、EVに乗っても実質的にはCO2を排出していることになるという理屈だ。 このため「内燃機関を一層進化させて、実用燃費をさらに改善できれば、CO2の排出量を削減する効果は大きい」と人見氏は説明。 例えばSKYACTIV技術を搭載した小型車「デミオ」の実用燃費を26%改善できれば、EVの「デミオ」と同水準のCO2排出レベルになるとの試算を示した。高負荷での内燃機関の効率改善の余地は40%程度と大きいため、実現は十分可能とする。 人見氏が実用燃費を重視するのは、EVではカタログ燃費と実用燃費で乖離が目立つケースが少なくないからだ。もちろん内燃機関でも両者に差はあるが、マツダの場合はEVほど大きくないという。カタログ燃費でEVに追いつくハードルは高いが、より重要な実用燃費におけるCO2発生量で、EVに並ぼうとする。 「絵空事を言っているわけではない。我々は本当に実現しようと思っている。 実用燃費なら絶対に(EVに)追い付ける」。こう人見氏は自信を見せた。
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by ganbaremmc | 2015-07-23 16:08 | マツダ | Comments(0)