小型SUV、若者開拓 トヨタなど新型車

自動車各社が相次ぎ小型の多目的スポーツ車(SUV)を投入する。
トヨタ自動車が2016年にも新型の「C―HR」を発売するほか、今秋にフィアットやジープ、ダイハツ工業も新型を売り出す。SUVはデザインや走行性能が支持され、中でも小型が燃費や価格面で若年層の人気を集めている。国内では目下、2年連続で過去最高水準の売れ行きとなっており、各社の新型の積極投入で、市場がさらに活性化しそうだ。一般的なSUVは価格が250万円以上なのに対し、全長が4.4メートル以下の小型SUVは200万円台前半で購入できるものが多い。コンパクトになる分、燃費もよく、格好良さと走り、コストの3面で満足できるクルマとして20~30代の若年層の支持を集めている。

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トヨタはC―HRでハイブリッド車(HV)と過給器(ターボチャージャー)付きエンジンをそろえる方針だ。トルコで生産を始め欧州向けに供給するほか、国内でも子会社のトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が生産する。国内の生産規模は年間7万台程度になる見通し。トヨタはSUVで「RAV4」や「ハリアー」「ランドクルーザー(ランクル)」シリーズなどをそろえているが、小型タイプは不足していた。燃費と走りの双方をアピールできる車として売り込む。
ダイハツは9月に軽自動車のSUVを発売する。スズキが昨年発売した軽SUV「ハスラー」が、150万円前後という手の届きやすい価格帯であることもあり、想定を8割近く上回る売れ行きとなっており、ダイハツは新型で対抗する。

 
輸入車でも新型車投入が相次ぐ。
欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は9月、ジープの「レネゲード」を投入する。10月にはフィアットの「500X(チンクエチェントX)」を発売する。両車とも旧クライスラーと旧フィアットの共同開発で車台は共通。9速AT(自動変速機)を採用し、きめ細やかな変速で燃費も高めた。いずれも最低価格は輸入車のSUVで最低水準の200万円台に抑え、ホンダの「ヴェゼル」などの日本車に対抗する。

国内のSUV市場は近年急拡大している。米調査会社IHSグローバルによると、SUVの国内販売は14年に00年以降で初めて50万台を突破し、全体に占める割合も10%を超えた。1~6月の販売台数は前年同期を上回り2年連続で過去最高水準の売れ行きだった。SUV人気にはデザイン性が大きく寄与している。コンサルティング会社のリブ・コンサルティング(東京・千代田)が自動車利用者1万人に行った調査では、SUVを選んだ理由として「外装のデザイン・見た目」が40.6%とトップになった。SUVに多い四輪駆動などの「走行性能」も40.3%だった。
日本経済新聞


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by ganbaremmc | 2015-08-15 10:04 | ニュース・その他 | Comments(0)