トヨタ ディーゼルエンジン刷新-空気をまっすぐに流入

トヨタ自動車が主力ディーゼルエンジンを刷新した。
新興国向け戦略車「IMV」などに順次搭載する排気量2400―2800ccエンジンで国内外で年間70万台規模で生産する。最大熱効率は世界トップレベルの44%を達成し燃費性能を向上。小排気量化しながらも加速性能は高め、排ガスはよりクリーンにした。(名古屋・伊藤研二)


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 「燃焼の発想を転換した」(濱村芳彦エンジン開発推進部主査)。新ディーゼルエンジン「GD型」の燃費向上のポイントは、シリンダー内への空気の入れ方だ。これまでは吸気ポートで空気を強く旋回させ、空気と燃料をかき混ぜて効率よく燃やしていた。それに対しGD型は旋回させず、できるだけ”まっすぐに“流入させる。空気量の増加でターボチャージャー(過給器)が効いていない領域でのトルクは従来「KD型」比8%向上した。
 一方、旋回力なしで空気を使い切るため、燃焼室形状を改良し、5回に分けて行う燃料噴射のタイミングや量を最適化。燃焼効率を高めた。ピストン上部に断熱性の高いコーティングを施し、燃焼エネルギーが冷却される損失も低減した。自社開発したターボは「出力当たりのサイズは世界最小」(濱村主査)で低速からの応答性が高まった。
 窒素酸化物(NOX)の浄化には尿素SCR(選択触媒還元)をトヨタとして初採用した。「あるメーカーが世界の9割を握る」(濱村主査)尿素インジェクターも自前で開発。最大99%の浄化率や小型化を実現した。
nikkan.co.jp


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by ganbaremmc | 2015-08-20 11:50 | トヨタ | Comments(0)