三菱自 米生産撤退で年100~150億円の利益増

三菱自動車は11月末に予定する
米国生産からの撤退が2017年3月期以降、
年100億~150億円の営業増益要因になりそうだ。

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人件費など固定費負担がなくなるうえ、
生産を国内に移して集約効果も出る。
主力の東南アジア市場が想定以上に苦戦する中、筋肉質な体質づくりを急ぎ来期に営業利益1400億円という中期経営計画の達成を目指す。

米イリノイ州の工場を売却し、11月末に米国生産から撤退する。現地で生産している多目的スポーツ車(SUV)「アウトランダー・スポーツ(日本名RVR)」は岡崎工場(愛知県岡崎市)からの輸出に切り替える。売却先が見つからなければ閉鎖の可能性もある。売却や閉鎖に伴い、今期は一時的な特別損失が発生し純利益の押し下げ要因となる公算が大きい。半面、営業利益段階では今期で数十億円、来期以降は年100億~150億円の押し上げ効果が出る。営業増益効果で大きいのは人件費など固定費だ。同工場の従業員は約1250人。米国は新興国より人件費が高く、固定費削減効果が大きい。岡崎工場に生産を移管することで同工場の稼働率が100%に高まり、生産効率も改善する。
米工場はアウトランダー・スポーツをロシアや中近東、中南米にも輸出している。最近のドル高も採算悪化の一因だった。円安進行により、現状は日本で生産して輸出した方が有利でもある。米生産撤退による利益押し上げ効果は、来期に1400億円の営業利益を目指す今の中期計画には織り込まれていない。


足元の業績はやや苦しい。
タイやインドネシアなど主力の東南アジア市場は景気低迷が長引き、新車販売が想定以上に落ち込んでいる。今期予想の営業利益は前期比8%減の1250億円だが、4~6月期の営業利益は前年同期比で40%減った。通期予想に対する進捗率は15%にとどまる。東南アジアの不振が続けば中期計画の達成に疑問符がつきかねない状況だっただけに、米撤退効果は計画達成の強力な援軍となりそうだ。
日本経済新聞


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by ganbaremmc | 2015-08-21 17:59 | 三菱自動車 | Comments(1)

Commented by mtip at 2015-08-21 18:29 x
この記事に限らず、ひと昔前と比べてネガティブキャンペーンオンリーな記事が減ったのは、1歩前進かと。
思いたいです。
お手並み拝見上等!
ぐらいの気持ちで相川さんに頑張ってほしいです。