HVに新たな価値、市場盛り上げに期待

ハイブリッド車(HV)を核に国内市場を活性化する勢いが増している。
2012年以降、3年連続で乗用車市場をけん引してきたHVだが、今年に入ってからは、クリーンディーゼル(DE)車やスポーツモデルの新型車に押される形で減速傾向にある。その中でトヨタ自動車は7月、競争の激しいコンパクト市場で新型「シエンタ」にHVを追加、スズキは26日、「ソリオ」のフルモデルチェンジを機にHVを前面に打ち出した。27日にはホンダがスポーツHV「CR―Z」を異例の大幅改良、メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は国内初となるクリーンDEのHV「S300h」を発売、HVの新たな価値の訴求が相次いでいる。HVが市場を盛り上げることができるか注目される。

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 震災後の12年以降、HVの新モデルが相次いで投入されたこともあり、HV販売は急速に拡大した。乗用車販売に占めるHVの比率も高まってきた。ところが、今年1~6月のHV販売台数は前年同期比14・0%減と失速した。新型車効果が一巡したことも大きいが、マツダのDE専用モデル「CX―3」、「ロードスター」やホンダの「S660」など個性的な新型車の登場により、ユーザー志向が分散したのも要因だ。
 それでもユーザーのHVに対する関心は高く、メーカー各社の期待は大きい。スズキは新型ソリオに、軽自動車に先行して搭載した簡易ハイブリッドを採用した。仕組みは「S―エネチャージ」と同様だが、「小型車はHVの市場ができているので打ち出した方がいいという営業判断」(鈴木俊宏社長)で「マイルドハイブリッド」とするとともに、「ハイブリッド」を強調したテレビCMを放映。中期計画で設定した国内小型車販売年間10万台の早期達成に向け、攻勢をかける。
 ホンダは今夏までに一連のHVのラインアップがそろったのを受けて、シリーズとしてアピールするテレビCMを開始した。「生活の中にHVを取り込んでもらう」(ホンダ関係者)ことを狙いとした内容。さらに、唯一のスポーツHVとなるCR―Zを大幅改良した。10年2月に発売したモデルで、この時期に大幅なデザイン変更を行うというのはこれまでにない。「初代からの思いを土台に時代の変化に合わせて進化」(本田技術研究所四輪R&Dセンターの鳥飼輝一主任研究員)させることで、従来モデルからの代替など、ホンダらしさを求めるユーザーへの訴求を強める。
 日本初のクリーンDEのHVとなったMBJのS300hだが、Sクラスで1千万円を切る戦略的価格を設定。「コンパクト並みの燃費でSクラスならではの質感」(上野金太郎社長)という新しい価値で市場の開拓を狙っている。
http://www.netdenjd.com/index.php/

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by ganbaremmc | 2015-08-28 09:11 | ニュース・その他 | Comments(0)