ダイムラー ドイツ環境支援協会に法的措置を検討

独フォルクスワーゲン(VW)が、ディーゼルエンジン(DE)車の排ガス規制を不正に逃れていた問題で、他の自動車メーカーや市場にも影響が出てきた。ダイムラーは、非政府組織から排ガス試験を不正に操作したとの指摘を受けて「断固として否定する」とのコメントを発表。BMWも同様の指摘に対して「排気ガス処理システムは常に作動する」との声明を出した。自動車メーカー各社は一連の問題に神経を尖らせている。

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 独フォルクスワーゲン(VW)が、ディーゼルエンジン(DE)車の排ガス規制を不正に逃れていた問題で、他の自動車メーカーや市場にも影響が出てきた。ダイムラーは、非政府組織から排ガス試験を不正に操作したとの指摘を受けて「断固として否定する」とのコメントを発表。BMWも同様の指摘に対して「排ガス処理システムは常に作動する」との声明を出した。自動車メーカー各社は一連の問題に神経を尖らせている。
 メルセデス・ベンツ日本(MBJ)の上野金太郎社長兼CEOは28日、量販モデル「Cクラス」のDE搭載モデルの発表の場で「(VWが)ルールを守っていなかったのなら残念。ダイムラーは各国の排ガスのレギュレーションを順守している」と述べた。顧客からはディーゼル車に関する問い合わせが多く入っているという。
 ただ、非政府組織のドイツ環境支援協会が、ダイムラーが排ガス試験で不正な操作をしていたとして非難。これに対してダイムラーは「(試験中に排ガスを不正に低減する装置である)ディフィート・デバイスは使用していないし、今後も決して使用しない」として不正操作疑惑を全面的に否定した。その上で、同協会に対する法的な措置を検討するとしている。
 また、ドイツの自動車雑誌が、環境NPOによる「BMW X3」のロードテストで基準値を大幅に上回る有害物質排出量が検出されたと報じた問題で、BMWは「BMWの排ガス処理システムは、排ガス試験を行うテストベンチ上であっても実際の道路上であっても、全く区別なく常に作動する」と、不正操作を明確に否定した。同時に、この環境NPOに試験結果の説明を要請したことを明らかにした。
 一方、スイス当局は排ガス規制を不正に逃れていたVWのDE車の新規登録を禁止することが明らかになるなど、問題は世界に波及している。
 VWは現在、日本国内市場でDE車の販売をしていないため問題は限定的だが、国内市場でクリーンディーゼル車の販売を伸ばしてきたマツダや輸入車ブランドに影響が及ぶ可能性がある。MBJの上野社長は、「(VWの事件で)DEに良いイメージは持たれなくなったが、勉強会などを開いてDEの良さを伝えていきたい」としている。
日刊自動車新聞
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by ganbaremmc | 2015-09-29 08:33 | 海外メーカー | Comments(0)