ホンダ 燃料電池車・EV・PHV車台を共通化

ホンダは燃料電池車(FCV)と電気自動車(EV)、
プラグインハイブリッド車(PHV)のプラットホーム(車台)を共通化する。
2016年春に日本で発売予定のFCVと同じ車台を使うEVとPHVを開発し、
18年をめどに日米欧で投入する。

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次世代環境車の柱に据える3つのエコカーの車体設計や部品の大部分を共通化し、
開発スピードと価格競争力を高める。 
来年3月に発売予定の同社初の量産型FCVは、燃料電池などの動力機構を小型化しフロント部分に収めた。1度の水素充填で走れる距離が700キロメートル以上と、トヨタ自動車のFCV「ミライ」より50キロメートル以上長い。販売価格は766万円の見通しだ。 
3種類のエコカーはまず本田技術研究所の四輪R&Dセンター(栃木県芳賀町)で少量生産から始め、18年をめどに主力の狭山工場(埼玉県狭山市)で本格生産を始める。FCVは年間約400台で生産を開始し、20年に約1500台、EVとPHVを合わせて約3万5千台超をつくる。このうち7割前後は米国に輸出する計画だ。 
新型エコカー3車種は車台を統一し、EVは大容量バッテリー、FCVは燃料電池など、動力部分のユニットを積み替えることで車種を区別する。共通構造にすることで車台などに使う多くの部品を共用できるほか、同じ製造ラインで組み立てられるなど開発と生産の両方で規模のメリットを得られる。 FCVの販売価格はミライ(723万円)より40万円以上高くなる見通し。ただ、発電装置を車体下部に収容しているトヨタのミライはFCV専用の車台が必要だが、ホンダは車台を共通化するためFCV以外の車種も開発しやすい。将来的にはEV、PHVとの車台の共通化により開発・生産コストを抑え、価格競争力を高める。 
エコカー市場を席巻したトヨタのHV「プリウス」は、従来のガソリンエンジン車を大きく上回る燃費性能に加え、200万円台という手ごろな価格が普及を後押しした。 現行のFCVは国の補助金なども合わせると実質500万円程度で購入できるが、まだ普及価格とは言い難い。次世代エコカーの本命の座を射止めるには、インフラ整備とともに開発・生産コストの低減が欠かせない。 ホンダは小型車「フィット」のEV仕様と中型セダン「アコード」のPHV仕様を生産しているが、販売地域や台数は限られている。欧米市場も見据えた燃費性能の高いEVとPHVをそろえ、先進国で強まる環境規制に対応する。
日本経済新聞

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by ganbaremmc | 2015-10-24 14:31 | ホンダ | Comments(0)