日産副社長「軽の生産も可能」

日産自動車は、2016年度を最終年度とする中期経営計画「日産パワー88」で新しい市場への挑戦とともに海外生産を拡大してきた。その中で国内工場を、最新の生産技術開発と人材育成の中核と位置付ける。マザー工場として世界をリードするとともに日産生産方式の世界標準化を進めている。さらに競争力強化を目指して次の革新に挑む。

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 ―好調な海外生産と比較して国内は厳しいようだ
 「国内の競争力を維持し、なおかつ技術を開発し海外を指導する人材育成をするためのチャレンジとして、海外の経済的な浮き沈みに対応した補完機能を持つ必要がある。そのために要求される収益性や品質を確保できるようになった。その結果、九州で北米向けSUVの補完生産を決めることができた。国内巻き返しを踏まえて、来年は確実に100万台を超える生産体制が見えている」

 ―軽自動車の生産により量を拡大する考え方は
 「三菱自動車と一緒にやらせてもらっている中で、生産要件だけでなく、商品の基本的な構造やコンセプトも考慮して生産工場を決めている。日産はフレキシブルな生産ラインが特徴であり、軽の生産も可能。すべてを視野に入れているが、軽だけにこだわるつもりはない」

 ―九州工場は量産車、栃木工場は高級車など工場ごとに車種を分けている
 「車種で分けているのではなく、九州ではいかにしてトータルコストを安くするかを追求、追浜は開発したノウハウを世界中に飛ばす、栃木は単なる不具合がないというだけでなく、お客様に魅力的な品質を造るためにはどのような工夫をしなくてはいけないかを追求するという色分けをしている。これらを徹底するとともに、今後も変化へ対応する生産フレキシビリティーは負けないというところを突き詰めていきたい。国内の台数を増やすためにどこかの地域から車を持ってくるのではなく、基本的に地産地消の方針は変えていない。ただ、マーケットの状況に即座に合わせられるのが日本が本来持つフレキシビリティーであり、品質的にもコスト的にも競争力があるようになってきた。ますます変化に対応できる体制が整ってきている」

 ―九州で北米向けを補完生産することの意義は
 「世界中の生産能力を有効に使えるということだ。従来は補完生産をする場合、コストが高くなったが、国内でも材料から部品供給、物流を含めたトータルコストで安く造るノウハウがかなりたまってきている。またルノーとのアライアンスで共有する『コモン・モジュール・ファミリー(CMF)』を最初に導入したクルマであり、効率的な採算の検討もしやすい。こういうことの積み重ねによって、日本の労務費は高いが全体のコストとして競争力ある生産方法ができつつある」

 ―次の課題は
 「グローバルにみて、横へ広げるというやり方は見えてきた。もう一方で、5~10%というレベルの改善ではなく、桁を変えるとか半分にするというところを見ている。どうやったら従来の発想ではない技術開発のアプローチができるか、エンジニアや現場の人を変えていけるか。解決方法から発想するのではなく、桁違いのことをやろうとするとまだまだ大きな発想力が必要だ」
日刊自動車新聞

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by ganbaremmc | 2015-12-04 15:43 | 日産 | Comments(2)

Commented by 初代ek元ユーザー at 2015-12-04 18:58 x
日産はウダウダ言うんだったら実際全部自前で軽作ってみろよ!三菱側に牽制してるみたいで本当に感じ悪いわ。
Commented by ワールド at 2015-12-06 01:31 x
三菱自動車は気をつけなさいよ。日産は自前で作れないから、作れるようになるまで三菱を利用する気でしょう。そこを三菱はわかっているでしょうか。

それにしても日産も醜い。ほんとにトヨタのライバルだったのか疑いたくなりますね。ラインナップを見ると、三菱ほどではないにせよ、魅力的なクルマがないですね。日産ファンも嘆く気持ち、わかりますよ。加えて三菱の軽自動車魂は半分奪ったようなもの。ま、それは三菱自動車の責任なんですが・・・