マツダ 4WD燃費をFF並みに

マツダは、燃費がFF(前輪駆動)と同等レベルの四輪駆動システムを開発する。
同社は低粘度のギアオイルなどを採用、FFとの燃費差が小さい四輪駆動車「i―アクティブAWD」を開発して実用化してきた。今後、トルク配分の精度を高めて動力を無駄なく路面に伝えるほか、リアデフの素材変更や形状の工夫、抵抗の小さいギアオイルの開発によりエネルギーロスを一層低減する。将来的には、FFより低燃費の四輪駆動システムを開発・実用化する。

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四輪駆動システムは、システム重量の影響で、一般的にはFF車と比べて燃費が15%程度悪化する。同社のi―アクティブAWDは、システム自体の軽量化や、粘度や量をミニマム化した新開発オイルの採用でFFと比べて10%程度の燃費悪化にとどめた。「CX―3」のXD(AT仕様)の場合、JC08モード燃費はFFが23・0キロメートル/リットルに対し、AWDは21・0キロメートル/リットルで、8・7%の悪化にとどまる。i―アクティブAWDは、路面状況と走行状態に合わせて、必要最低限のトルクを、4本のタイヤに配分することで、エネルギー損失を最小化できる。システム重量分を除けば、FFよりも燃費を低減できる可能性があるという。
同社では、トルク配分システムをより高精度化して乾いた路面も含めて前後輪タイヤのスリップロスを徹底的に抑制するとともに、リアディファレンシャルユニットなどの素材や機構の見直しで、エネルギーロスを徹底的に排除する。i―アクティブAWDでは、低粘度で抵抗を低減した新開発オイルを採用したが、さらに抵抗を低減できるオイルをオイルメーカーと共同開発して実用化する。
同社では、開発した技術をi―アクティブAWDの改良版として順次、実用化していく。まず降雪地域の実走行でFFを上回る四輪駆動システムを実用化する。数年以内には、乾いた路面の実走行でFFと燃費が同等の四輪駆動システムを開発する計画だ。
日刊自動車新聞

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by ganbaremmc | 2015-12-15 12:33 | マツダ | Comments(0)