自動車9社の新ディーゼル研究、部品・素材企業も参画へ

トヨタ自動車やホンダなど国内の自動車メーカー9社が
共同で手掛ける次世代エンジンの基礎研究に部品・素材会社が参画する。

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特定技術や材料についての高い専門知識を生かし、現在進めている研究の質やスピードを上げるのが狙いだ。系列を超えて各社が資金や技術者を出し合うことで、環境性能で競合する欧州勢に対抗する。 トヨタ、ホンダ、日産自動車などは2014年4月、次世代エンジンを共同研究する組織「自動車用内燃機関技術研究組合」(AICE)を立ち上げた。国立研究開発法人の産業技術総合研究所も加わり、環境負荷が少ない自動車用エンジンの基礎研究に乗り出している。 AICEが新たに、ディーゼルエンジンの排ガス処理に向けた研究に参加する部品や素材メーカーを募る。ディーゼルから出てくる白煙を抑制する方法など3つのテーマが対象となる。 1テーマを十数人のチームで研究する予定で、予算総額は数億円とみられる。16年春をメドに研究を始め、1年間で何らかの成果を出す方針だ。基礎研究の結果は参加者で共有する。 ディーゼルエンジンは燃費性能に優れるとされるものの、窒素酸化物など有害物質の排出が多いという問題がある。独フォルクスワーゲンの不正問題発覚後も当面は欧州や新興国で需要があるとみており、世界の販売で日本勢のシェアが低いディーゼル車の課題解決法を探る。 AICE加盟の9社の15年度研究開発費は前年度比7%増で、計3兆円に迫る見通しだ。ただ、次世代の環境規制、安全技術など研究範囲は大幅に広がっており、「今後、資金と人材が圧迫される」(経済産業省)のが避けられない。手を組める部分については連携することで、研究開発の効率化や人材育成につなげたい考えだ。 海外では、ドイツで産官学の150社・団体以上による共同研究組合がある。
日本経済新聞
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by ganbaremmc | 2015-12-23 17:35 | ニュース・その他 | Comments(0)