スバル社長・吉永泰之氏「『安心と楽しさ』に磨き」


富士重工業は2016年3月期に全面改良の車がない中で、北米を中心に好調な販売を続けている。16年は次期「インプレッサ」を投入し、一連の主力車の刷新が始まる節目の年。環境規制の強化や運転支援システムの普及など環境も変化している。今の勢いをいかに次につなげるか、吉永泰之社長に聞いた。


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―主力車種の全面改良が、16年末に小型車「インプレッサ」から始まります。
「 スバルがもう一段魅力を高めることができるか、大事な年になる。15年は新車台の開発に取り組んできた。米国工場の拡張も、塗装工程や新車立ち上げなどを順次行うため技術的に難しいことをやる。(しばらく新車がなく)暦年販売は楽ではないが、新たな挑戦の始まる時だ 」

―次期インプレッサは何が変わりますか。
「 東京モーターショーに販売する車に近いコンセプトを出した。新車台で安全性能を高め、デザインもこだわった。重要なのは技術で終わるのではなく、何をお届けするか。運転する愉しさに加え、車と歩む人生の愉しさをもっと届けたい 」


―けん引役の米国市場の先行きは。
「 15年の米国市場は過去最高の勢いだった。16年は利上げの影響を受けても、ガソリン安で市場は底堅く、市場は1700万台近辺ではないか。当社は現在好調で車が足りないため、あまりマイナスにならないだろう 」


―日本や他地域はどうですか。
「 日本は消費に力強さがない。15年末に決まった新税と取得税を比べると減税だが、もともと税負担が重いところに車全体では増税だ。17年の消費増税前に駆け込み需要が出るかもしれないが、ありがたくない。ほかは資源国は厳しく、中国は過当競争が続く 」


―世界的に環境規制が強化されています。
「 状況が変わっても、『 安心と愉しさ 』という立ち位置からぶれないことが重要だ。その上で環境規制の厳しい国でもスバルが選ばれるよう、プラグインハイブリッド車を投入する。ただ、将来の規制強化に先行して電動車を増やすことはない。小規模の当社は大手に遅れて規制強化の対象になる。小回りの良さを生かし、最終決定を見極めて対応する 」


―運転支援技術は。
「 渋滞時の自動運転機能を付けた次の『アイサイト』はタイミングの合う車から順次載せる。担当者は事故を減らすことだけを考えて開発しており、車の全面改良と合わせた華々しい投入は狙わない。真面目に続ける 」
日刊工業新聞


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by ganbaremmc | 2016-01-06 16:12 | スバル | Comments(0)