三菱重工 中国で車の過給器増産。大気汚染で需要に期待

三菱重工業は中国で自動車の過給器(ターボチャージャー)を増産する。

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2017年度に15年度に比べて8割増となる年産300万台を目指す。
大気汚染が深刻な中国では自動車の環境規制が厳しくなっており、小さいエンジンでも出力を高められる過給器を使った車種の販売が伸びている。三菱重工は17年度に世界で年1100万台を生産する計画で、このうち3割を中国で生産する。

上海工場で用地を借りて新たな工場棟に生産設備を導入する。
上海ではこれまでに約30億円を投資してきた。17年度までに8億円程度を追加投資する。17年度に作業員は300人程度と現在より9割ほど増やす計画だ。

 
中国政府は20年に新車の平均燃費を1リットルあたり20キロメートルに高めるという先進国並みの厳しい目標を自動車各社に課している。過給器は高圧力の空気をエンジンに供給し出力を高める装置だ。エンジンを小型にできるため燃費性能の改善につながる。17年度にはターボ車の市場は15年度より5割多い910万台に拡大するとの予測もある。

中国の新車販売台数は昨年10月の減税効果もあり回復傾向だ。ターボ車で先行する独フォルクスワーゲン(VW)は排ガス試験の不正問題に揺れているが、中国販売は好調を維持している。過給器の世界シェアは日米の4社が大半を占めている。米重工業ハネウェルと米自動車部品ボルグワーナーが3割弱、IHIと三菱重工業のシェアが2割弱とみられる。IHIも中国で17年度に15年度の2.4倍となる190万台を生産する計画だ。ハネウェルとボルグワーナーも中国に工場を開設している。
日本経済新聞


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by ganbaremmc | 2016-01-08 18:24 | ニュース・その他 | Comments(0)