三菱自 水島をRVRの次期車と軽、合わせてフル生産に

乗用車の戦略・生産担当役員に聞く
三菱自動車取締役生産統括部門長・安藤剛史氏

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―国内生産の状況は。
「 国内はほぼフル生産の年60万台以上をキープし、モノづくり力を高めたい。2015年度は64万台。米国工場の閉鎖もあって、スポーツ多目的車(SUV)の中心拠点である名古屋製作所(愛知県岡崎市)と、15年末からSUV『アウトランダー』の補完生産を始めたパジェロ製造(岐阜県坂祝町)の稼働率は100%以上だ。水島製作所(岡山県倉敷市)も19年度に投入する小型SUV『RVR』の次期車を生産し、軽自動車と合わせてフル生産としたい 」

―RVR移管に伴う水島製作所の対応は。
「 『ランサー』の生産ラインを活用する。移管に関わる投資額は公表できないが、金型を除き2ケタ億円の規模。車台の変更に合わせて溶接ラインを改造する。金型を含めると新機種投資は一般論として150億円前後だ。年35万台の生産能力を、RVRが年10万―15万台、軽が同20万―25万台の間でバランスする。名古屋ではRVRに替わり、新型SUVを生産する 」

―東南アジアで能力増強を進めています。
 「 タイでは新しい中型SUV『パジェロスポーツ』の受注が非常に好調で、生産能力を増強して対応している。治具の工夫で時間当たりの溶接能力を2台分増やした。フィリピンでは将来のボリューム増加をにらみ、米フォードモーターの工場跡地を買い取って生産を始めた。インドネシアでは17年に自社工場を稼働させる 」

―インドネシアの立ち上げ支援は。
「 マザー工場の名古屋製作所に加えて水島からも人を送り、総力戦で行う。現在、核となる100人が名古屋製作所で研修を受けている。日本人スタッフが指導しながら、作業手順書も自分たちで作成してもらう。現地に戻って他の従業員に教えながら足りない部分を修正し、自分たちで責任を持って取り組むことでしっかりと育成したい 」  

―ロシア市場が冷え込んでいます。
「 現在の生産は年2万台。かなり厳しい状況だが、市場を見ながら対応していく。現地のSUV人気は高く、生産車は市場に合っている 」
日刊工業新聞

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by ganbaremmc | 2016-03-04 22:51 | 三菱自動車 | Comments(0)