充電100倍速いリチウムイオン電池を開発

カネカと愛知工業大学の森田靖教授らは、
100倍以上高速に充電できるリチウムイオン電池を開発した。

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電極に独自開発の有機材料を使っており、
携帯電話なら10分で充電できるとみられる。
携帯端末やウエアラブル機器、電気自動車などの用途に向けて、5年以内の実用化を目指す。  
開発したリチウムイオン電池は、正極の材料として、TOTと呼ぶ有機分子にカーボンナノチューブを混ぜたものを用いた。体積あたりにため込める電子の数が多く電気伝導度も高いため、効率よく充放電できる。  試作した体積1立方センチメートルのコイン型リチウムイオン電池は36秒で充電でき、5000回充放電をしても性能が落ちなかった。携帯電話用の大きさなら10分ほどで充電が完了する見通し。大容量の電池が必要な電気自動車でも、充電時間を大幅に短縮できる。  
現在のリチウムイオン電池は正極に希少金属であるコバルトの酸化物を用いており、同じ大きさのコイン型電池の充電に数時間かかる。大電流を得るのも困難で、電気自動車では加速時などに備え、電気をため込んで一気に流すキャパシタという装置を搭載している。  新開発の電池は大電流を流せるのでキャパシタが不要になる。コスト削減と加速性能の向上につながると期待される。  開発した電極は有機物材料なので、曲げたり伸ばしたりしても壊れない。丸めて運べる電子ペーパーや、体に付けて使う生体センサーなどのウエアラブル機器などの用途にも向く。有機ELなど曲げられるディスプレーはすでにあるが、これまで曲げられる電池がなかったため、用途が限定されていた。  現在のリチウムイオン電池は充放電しすぎると発火することがあり、何重もの安全策が講じられている。新開発の電池は過充電しても発火などの事故は起きておらず、安全性も高いとみられる。今後は電気自動車向けに大型化した電池で性能と安全性を確かめる。  充電可能な蓄電池の市場は、今後大きく成長する見通し。経済産業省は2020年に世界の蓄電池市場は20兆円、うち車載用蓄電池は8兆円に達すると推定しており、メーカーや研究機関が競って開発を進めている。
日本経済新聞

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by ganbaremmc | 2016-04-07 21:41 | ニュース・その他 | Comments(4)

Commented by at 2016-04-07 23:14 x
日経かぁ眉唾だな
Commented by のぺのげ at 2016-04-08 00:18 x
まじスゲエ。ほんとなら。燃料電池車いよいよ要らん!
なんか燃料電池車って、「有機ELが天下取る」と言われながら液晶の進化で天下取れなかったのと似た感じ。
電気自動車が覇権を握ると思う。
Commented by meiwa2015 at 2016-04-08 00:41
家庭での充電ならブレーカーが落ちるか、
電力会社ともっともっと大容量で高額な契約をしなくちゃいけない。
Commented by 田中 at 2016-04-08 03:53 x
いや、急速充電は家庭でやらないでしょ。