スズキの燃費計測不正。ちょっと納得いかない

三菱自動車が発端となった燃費不正問題が、
スズキに飛び火した。
5月18日、「 国のルールを守っていなかったことに企業としておわび申し上げる 」 と鈴木修・スズキ会長が深く頭を下げた。  

2人の「 修会長 」 の明暗は分かれた。
あるスズキ幹部は、「 鈴木会長の念頭には三菱自のことがあったはず。益子さんが最初の会見に出席しなかったことが批判を浴びて初動に失敗したからだ。 そのため、トップ自ら率先して矢面に立つことを選んだのだろう 」とおもんぱかる。  実際に、会見でのスズキ側の説明は、三菱自との違いをアピールすることに終始した。 スズキは、2010年以降に販売した約210万台について、国の規定である 「 惰行法 」 とは一部異なる方法で燃費を測定していた。 実走しなければならない試験を、タイヤやトランスミッションなど個別パーツごとに室内試験で測定した値を採用し、燃費を算出していた。  鈴木会長は、「 燃費を良くしようと悪意でやったのならば問題だが、( 試験を簡易にするなど ) 善意や無知でやったことならば、制裁については 、人情的に考えなくてはいかんだろう 」 と発言。 同席したスズキ幹部らも燃費性能を高めるための“偽装”の意図は否定し、「 結果的に燃費表示に問題はないのでお客さまに迷惑を掛けることはない 」 ( 鈴木会長 ) と強調した。 .  

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自動車産業を所管する国土交通省の姿勢も、
対スズキと対三菱自とではまったく異なる。
「 三菱自の不正は、燃費の改ざん、机上計算、国のルールから外れた高速惰行法の3点セット。そのうち一番良くないのが燃費の改ざん。スズキの場合、高速惰行法のように方法が違っていたレベルに近い 」 ( 国交省自動車局 ) 。 三菱自が犯した三つの不正のうち、最も軽い罪に近いとでも言いたげだ。 燃費不正問題を、三菱自固有の問題で収束させようとしているようにも見える。
今回のスズキの問題は、国交省が日本で型式認証を取得するメーカー41社に対して、排出ガス・燃費試験における不正の有無を調査したことで発覚した。  調査結果として、三菱自とスズキ以外の39社が 「 不正なし 」 と返答しているのだが、全て自己申告なので実態はよく分からない。  そもそも、これらの試験には 「 219の試験があるが、そのうち13の試験にはメーカーによる申告値が採用されており」( 国交省 )、三菱自やスズキで問題になった 「 走行抵抗値 」 もその一つである。 各メーカーの申告値が公表されているわけではなく、認証試験の公平性は担保されていない。  また、排出ガス・燃費の試験方式をグローバルで統一する動きがあり、不正問題の中途半端な幕引きは日本の自動車業界の競争力を削ぐことにもなりかねない。
zasshi.news.

僕、スズキの件でちょっと納得いかなかったのが、
テストコースは風が強いから、いいデータがとれない。 
だから違う方法で計測したとあります。 
まぁ、しょうがないかぁ。 と思いつつ、他メーカーも割と厳しい環境下で実走行しているわけで、風が強ければ防風壁などの対応をしているのです。 スズキの場合、その対策費は3億程度。 これすら出せないほど経営は厳しいのか? 6年も? エコ意識や低燃費車に対する意識が高まる中、ダイハツとはどんぐりの背比べみたいな熾烈な燃費合戦を行い、ついには新型アルトで大きく突き放し、誰もが勝者はスズキと認めたのですが、それが誤った計測を行っていた。 でも誤差は大したことないのでいいと思う・・・ スズキのケチケチ商法だけでは、説明できないのでは? というのが僕の見方です。

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by ganbaremmc | 2016-05-23 18:14 | スズキ | Comments(4)

Commented by virtualXXX at 2016-05-23 19:33 x
納得がいかない話 素朴な疑問という感じで大変おもしろいのですがまずお勉強になります
 
コスト削減にご執心といっても設備投資はいくらだからムリみたいなのはダメです 吾輩はスズキLOVEですし「まぁ、しょうがないかぁ。」から「設備投資はちゃんとして他社と同じ基準で闘って勝利してよね期待してるよ」と流れていくのですが、「しょうがないかぁ」という部分は「設備投資云々」よりは思いとして強いところはありますので、「しょうがないかぁ、でも○○(今回:しょうがないですまされるのか?)」的に言われると、吾輩の視界とはまた別の視界だなと、鈴菌に犯されてない視線よいなあと(吾輩はもう菌が脳を侵しておしまいです)、とても心地よい感じです
 
さて、いっそ、国が燃費の試験方式関連の話を改善するまえに、はやいところ国際基準グローバルで統一してもらいたいなともおもいます 試験場も認定試験場的なものを設定して一定以上の規模の各メーカーがそれを保有する事を義務とするべきだともおもいます
 
コスト削減とか人情とか環境とかいわさず、もうカタログに載せる数値を計測する施設については「絶対にこの基準以上で作れ」「完成したら稼働前におれたち(監査官)にみせろ、ハンコおしてやるから」的に強制的なものにしてしまえばいいかなとおもいます
Commented by 名無し at 2016-05-23 19:37 x
億レベルの投資は会長の決済が必要だから、言えなかったとか。
お金の掛かる話は、どこの会社も言いにくいですからね。
Commented by K(元社員) at 2016-05-23 22:25 x
スズキの決算見れば分かるけど黒字2千億ですよ。
防風壁なんて2~3億でできるじゃない。言い訳にしても幼稚すぎる。結局はなから机上計算ありきでずっとしていた訳でしょ?しかも「後でバレるよりも今発表しておけば三菱の影に隠れるし、5%程度なら誤差の範囲で押して国交省と消費者をなんとか納得させる事ができる!」と踏んだから発表した。5%といっても30km/Lが28.5km/Lになるわけで、僅かの差ではなく軽自動車メーカー1位と言えなくなるレベルなので、やり方が汚いです。今後の調査でもっと数値が下がって5%で済まなくなるのを期待しています。10年も不正をしていた事実を重いのでマスコミはもっと叩かないと。三菱なんてもう一ヶ月以上もボコボコに叩かれてるのに。三菱については叩きすぎ。マスコミって前回のふそうのトラックで死者が出た時も「今日も三菱車が燃えました」ってパジェロがリコールと全く関係ないのに関連付けてTVでさんざん流したっけな。「堕ちた名門」とかマスコミが叩くの大好きで飛び付く所だからね。地味なスズキを叩いてもTVは視聴率取れないし、新聞も売れないから。
Commented by 公平 at 2016-09-03 01:18 x
試験環境に苦しんでいたから各部品データを積み上げた…4月終わりから16車種で正式な試験方法での検証を行うまでに要した期間は1ヶ月程度。しかも、そのデータで燃費試験したら全車でカタログ値を上回っていたとさ。
全く苦しそうに見えないけどな。ほぼ1日1台、車の準備とか考えると異常な早さだと思うよ。しかも、そんな簡単にカタログ値を超えられるなら、もっと良い燃費で届け出れたんじゃ!?
全てがトントン拍子に良い結果となりすぎやない?
裏があるのは見え見えだよ。
この際、惰行試験から立ち会って検証しろよ…