マツダ PT開発・生産を撤退。いすゞから調達

マツダは11日、ピックアップトラックの自社開発・生産から撤退すると発表した。タイ工場で手がける「BT―50」の生産を数年後に終了し、いすゞ自動車からのOEM(相手先ブランドによる生産)調達に切り替える。撤退で生まれる年4万台程度の生産余力は多目的スポーツ車(SUV)に回す。世界で需要が伸びるSUVに経営資源を振り向ける。

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BT―50は米フォード・モーターと共同開発し、2006年に発売。15年に世界で約4万7000台を販売したが、マツダにとって世界販売台数に占める比率は約3%にとどまっていた。ピックアップトラックはシェア争いが激しく、自社で開発・生産を続けるのは難しいと判断した。BT―50はフォードと折半出資するタイ工場、オートアライアンスタイランド(AAT、ラヨーン県)で生産している。フォード向けの生産は続けるが、自社向けは数年内に生産をやめ、SUVに切り替える。

 OEM調達するのは、いすゞの主力ピックアップトラック「ディーマックス(D―MAX)」。15年度に約27万台を販売した人気車種だ。いすゞは米ゼネラル・モーターズ(GM)と次期モデルの共同開発を進めており、市場投入のタイミングでマツダへの供給を始める。ピックアップトラックはオーストラリアやアジアなどで需要が堅調なため、マツダはいすゞから調達し、北米を除く世界各地で販売する。

 マツダは12年に発売した「CX―5」以降、世界的に人気が高まっているSUVに集中する戦略を進めている。需要がほぼ国内に限られるミニバンは17年にも生産・開発から撤退する。18年度をメドにSUVの世界生産・販売台数を15年度実績の1.5倍にあたる80万台程度に増やす。トヨタ自動車など大手が多様な車種をそろえて販売台数を増やすのに対し、中堅メーカーの間では車種を絞って得意分野に集中する動きが広がっている。
日本経済新聞


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by ganbaremmc | 2016-07-12 05:38 | マツダ | Comments(1)

Commented by 名無し at 2016-07-14 18:19 x
フォードと共同開発ではコスト的に不利だったのかな?
他社に比べて足回りも凝った作りでした。
タイのオートアライアンスはフォード単独で維持できるのか見守りたいです。