トヨタ 新型プリウスPHV月販目標2500台

日本国内でプラグインハイブリッド車(PHV)の
普及に向けた第2ラウンドが始まろうとしている。

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トヨタ自動車は10月にも新型「プリウスPHV」を発売し、
再び年販3万台に挑む。
ホンダは世界で初めて燃料電池車(FCV)で5人乗りセダンを実現した新車台をPHVに採用、2018年度までに最適パッケージの次期型を商品化する。10年から12年に電気自動車(EV)やPHVの市販が本格化した際は普及も予想されたが、結果は双方とも不発だった。PHVをエコカーの本命に掲げるトヨタとホンダはEVに先駆けて第2世代を投入して市場のリードを目論む。  トヨタは12年1月にプリウスPHVの市販を開始した。PHVを「HVに次ぐ次世代車の本命」と位置付け、当時も販売目標を年3万台規模に設定した。ただ、現行のプリウスPHVはEV走行距離の短さ、家庭の充電工事が必要になる煩わしさなどがネックになり、目標に届かなかった。10月末に発表する新型プリウスPHVは充電1回当たりのEV走行距離を60キロメートル以上に延長、100ボルトの普通充電時の電流値も下げて購入時に大がかりな電気工事が要らない仕様として、弱点を克服した。  販売目標を月2500台以上に設定して販売店への導入研修を重ねている。さらに全国のトヨタレンタリース店にも新型を即時配備し、顧客がディーラーでの試乗よりもじっくりと使用感を確認できる環境を整える。  
一方、ホンダは3月で「アコードPHV」のリース販売を終了し、次期PHVに向けて体制を立て直すことにした。新型はFCV「クラリティ フューエル セル」向けに開発した車台をベースに開発しており、やはりEV航続距離を60キロメートルに延長することを視野に入れている。電池搭載量を増やすため、FCVでは高圧水素タンクを設置している後席の背後にリチウムイオン電池を搭載する。これにより、航続距離の延長と同時にゆったりとした乗員スペースを確保。リチウムイオン電池をトランク下に収納するタイプのPHVでは狭くなりがちな荷室も十分に確保できる。  
15年度時点でPHV市場は年1万5千台規模。首位の三菱自動車が1万1840台とその大半を占める一方、トヨタは837台、ホンダは59台にとどまった。残り2300台はラインアップを拡充している輸入車勢だ。一方、EVの市場規模は1万3456台でその大半を日産自動車が占める。ただ、PHVもEVも、次世代環境車の本命に成長するような勢いはまだない。HVでアドバンテージを確保したトヨタとホンダが、PHVでエコカー市場の主導権を握り続けることができるか、16年度から18年度にかけて投入される次期型が鍵を握る。
日刊自動車新聞

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by ganbaremmc | 2016-07-25 19:54 | トヨタ | Comments(0)