三菱自 国交省の不正指摘に反論。会見での質疑応答

8月30日の三菱自動車の会見内容です。

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― 走行抵抗の取り方の不正に対する考えと責任問題は

益子修会長兼社長 「 基本的には法令違反ではないと認識している。法令では惰行法に関する規定はないと認識して3ケースを採用した。法の忠実性をオーソドックスに考えれば中間データを取るべきだった。世の中は変化しており、法令の上限ギリギリの数値を取るのをやめて次の段階に進んでおり、我々も早急に対応して変化についていく。“いいとこ取り”ではなく中間値を取っていく 」
「 責任問題は、まずは目の前の問題に全力を尽くす。再発防止策や新人提言書の実態解明、コンプライアンスアンケートを調査し、しっかりと対応していく。日産自動車との提携を実現させるのも使命だと考えており、まずはしっかりとやり遂げたい 」

― 国交省では平均値を取るのは法令にしっかり書かれていると述べている
益子会長兼社長 「 法令の定めでは回数の規定はない。10%以内のバラついた任意の3ケースを選ぶことになっている 」
山下光彦副社長 「 法令では3ケースの平均を取る。何回やるという規定はなく、業界の一致した意見だ。たくさん試験して良い数値も取れるが、極端に良い数値では全体の代表ではなくなり、反省すべき点だ。厳密に(法令を)読むとどこから取るという規定がないのが現状だ 」

― 他社もギリギリの数値を使うと認識しているのか
益子会長兼社長 「 日産はやっていないと聞いたので、三菱自の対応が遅れている。担当者は昔は一般的だったのではないかと説明している 」

― 再試験での計測方法を経営陣は認識していたのか
益子会長兼社長 「 現場に任せていた 」
山下副社長 「 怪我の功名で、高速惰行法という日本の法規と違うやり方を1991年頃から踏襲しており、自動的に平均値を算出してきた。試験方法は違うが平均値は取っていた。ずっと続けていたわけでないと認識している 」

― 何回計測したのか
山下副社長 「 計測数はバラつきがある。惰行法は風向きもあり、一番多くて70回を超え、少ないと一桁だった 」

― 賠償総額や販売再開までの期間は
益子会長兼社長 「 諸経費を含んで最大70億円と試算している。決算発表時に関連費用で2050億円を計上しており、保守的に見ていたため総額の変更は必要ない。今期見通しも現時点では変更ない。販売停止期間は、前回の軽自動車では国土交通省から書類を受け取ってから約2週間。それに近いのではないか。生産は国内向けが多くないので、一部車種を海外向けに振り分けるくらいで影響はない 」

― 賠償の根拠は
益子会長兼社長 「 根拠として1年間の走行距離間が1万キロメートルで、それに基づいて決めている。電気自動車だと小さな金額になるが、お客様に申し訳ないので3万円とした 」

― 今後の流れは
益子会長兼社長 「 税金の問題は関係省庁とのすり合わせがある。軽自動車で学習したので軽ほどはかからないだろう 」

― 過去の車種について
益子会長兼社長 「 テストできないかと検討しているが、テストに200台必要なものの中古車で60台しか揃っていない。現実問題として燃費測定を過去に遡って試験することが難しい」

― 燃費を不正に操作していたのでは
山下副社長 「 軽自動車と同様に改ざんした車種は何車種かある。それ以外は3%以内の誤差に収まっており、車の個体差だと考えている 」
「 燃費はバラつきで大きな影響を受ける。できるだけバラつかないようにするのだが、試験車はきちんと整備ができていなかったのではないか。バラつきを抑えるのは会社の実力だ 」
益子会長兼社長 「 競争条件が厳しくなる一方で、コンプライアンス重視の考え方へ世の中が変化している。広い意味で意識が希薄だった。改善しなくてはならない 」

― 国交省には不正だと断じられた
益子会長兼社長 「 軽自動車の改ざんという重い指摘は、信じられないという気持ちだ。一方で高速惰行法は何らかの理由があったと考えており、改ざんとは別の次元だ。計測では3%に収まると聞いていたため、(今回の問題は)想定していなかった。大きな問題だと考えている。原因はわかっており、これを何とかしないと立ち直れない 」

― 信用が低下している
益子会長兼社長 「 言葉では伝わらないので、商品で判断していただくしかない。全社挙げて改革に取り組んでいく。現在、軽自動車の賠償は9万6千件の申請を受けている。昨日から支払いを始め、4627人に支払った 」

― 日産との資本提携への影響は
益子会長兼社長 「 日産には報告している。デューデリジェンス(資産査定)の対象としておらず、障害ではないと認識している 」

―国内販売への影響は
益子会長兼社長 「 軽でご迷惑かけて、少しずつ活気を取り戻したところにこの問題が発生し、販売店には申し訳ない。販売に影響がないとはいえない。明日以降の販売状況を見ないとわからない 」
「 軽の再開後、従業員に多く買っていただいており、夏休みの従業員の購入台数で過去最高となった。従業員が何とか会社を守っていかなければと考えており、これに応えたい。販売店向けには各地域を回って現場の要望を吸い上げている。自治体や大手企業にも買っていただいており、お詫びをかねてお礼に伺う。できるだけ多く国内に時間を使いたい 」
日刊自動車新聞

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by ganbaremmc | 2016-09-01 09:44 | 三菱自動車 | Comments(2)

Commented by フォルティス at 2016-09-01 12:18 x
"計測方法経営陣は知っていたのか"→三菱自工に長き君臨マツコ会長 現場に任せていた。(--;)……  日産から来たばかりの山下副社長 ご説明頂く。(--;)…… なんだかな     山下副社長いいな  
Commented by なんだよ at 2016-09-02 17:50 x
ようするに益子は機能していないのにえらそーなこと言ってまわりを混乱させてるわけね。