スバル武藤専務 ダウンサイジングターボエンジンを19年に投入

世界的な環境規制強化への対応、
そして自動運転と車の技術は大きな変革期を迎えている。
そのスピードは米IT(情報技術)大手をはじめとした異業種の参入によって加速している。自動車メーカーがこの変化をどう捉え、新たな価値につなげていこうとしているのか。各社の技術戦略をインタビューで探る。

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― 車の技術を取り巻く環境変化をどう見ている
「 水素燃料や電動化、自動運転といった技術が実用化してくることは10年前から自動車業界は予想していた。そこへIT系の大手企業が参入し、自動運転やつながる車といった流れが一気に加速している。ものづくりの面でも電気自動車(EV)のテスラモーターズが出てきたことでパラダイム変化が起きようとしている。(ライドシェアサービスの)米ウーバーテクノロジーズは都市交通の姿も変えてしまう 」

―どのような技術戦略で臨むのか
「 今までとは違うプレーヤーが参入してくることは間違いない。 一方で、10年後も20年後もガソリンエンジンが世界で一番多いことも間違いない。 電気自動車や自動運転技術に取り組みながら、内燃機関もはるかにレベルアップしていかねばならない 」

―ダウンサイジングターボエンジンを19年に投入する
「 リーンバーン(希薄燃焼)をやることは従来から決めていて、NA(自然吸気)でやるか、ターボでやるかの判断だった。ターボの方がポテンシャルがあるため、1年半くらい前に舵を切った。NAにしてもターボにしても、リーンバーンをやらないと、もう燃費は良くならない。どのメーカーもとても難しいことにチャレンジするタイミングに来ていると思う 」

―ハイブリッド車(HV)などの電動車は
「 HVはいろいろ検討しなければならないが、原価を下げるのがなかなか難しい。プラグインハイブリッド車やEVは米国でだけは確実に売れるようにする 」

―運転支援システム「アイサイト」はどう進化するのか
「 前方を見るセンサーとしては世界でトップ、つまり一番速く情報を処理できて、一番広く、一番遠くまで見ることができている。それが日本で事故を6割、車同士では8割減らした実績につながっている。この事故削減率を100%にしたい 」

―どのように
「 より遠く、広く、鮮明に見られるようにし、計算速度もさらに速くする方向で進化させる。20年までには実現し、交差点などでの人身事故を減らしたい。自動車アセスメントプログラム(NCAP)でスバルがトップであることを示していきたいという目的もある 」

―将来の自動運転につながるのか
「 17年に出す高速道路の単一車線での自動運転は今のアイサイトでほぼ実現できる。20年の車線変更を含めた自動運転では、アイサイトの計算速度を速くしたり、もっと横を見られるようにしておくことに加え、真横や後ろを見るセンサーが必要になる。20年以降もアイサイトを中心にしていくことは決めている 」
日刊工業新聞


 ―自動運転の開発体制は
 「群馬と三鷹の両開発拠点にIBMのサーバーを入れた。IBMとの協力の目的は二つある。一つは人工知能でアイサイトのレベルを一気に上げていくこと、もう一つはサーバーの中でアイサイトの適合開発を行うことだ。これまでの開発で国内外のいろいろな場所を走って集めた200万キロメートルを超える画像データをサーバーに入れた。モデルベース開発がアイサイトでも行えるようになり、作業を大幅にスピードアップする」
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by ganbaremmc | 2016-09-15 18:49 | スバル | Comments(1)

Commented by pjm at 2016-09-15 21:09 x
その頃はスバルもトヨタの一部だろうねダイハツみたいに。