日産 ガソリンターボエンジン技術「VC―T」車種展開へ

日産自動車は、圧縮比を無段階に変化させる世界初のガソリンターボエンジン技術「VC―T」のエンジンバリエーションを拡大する。2017年に投入する直列4気筒に加えて、V型6気筒や直列3気筒も開発。VC―Tの採用に伴いエンジン設計を一新するとともに、共通設計による量産効果で課題であるコストも抑制する。日産では電気自動車をはじめとした電動化技術に加えて、VC―Tを次世代パワートレーンの主力技術と位置づけている。高出力と低燃費を両立するVC―Tを幅広く展開することでエンジン性能を底上げし、商品力強化に結びつける。

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VC―Tは、走行状態に応じてピストンの上死点の位置を変更することで、圧縮比を8~14まで無段階に制御できる世界初の技術。これにより高速巡航などの低負荷時は高い圧縮比で燃料消費を抑制し、加速などの高負荷時は低い圧縮比にターボの過給圧を高めて高出力を実現することができる。
坂本秀行取締役副社長も 「 おそらく内燃機関で最後のイノベーションではないか 」 と自信を示す。
ただ、既存のガソリンエンジンからエンジン内部の基本構造を大幅に変更する必要がある。さらにVC―Tの機構も複雑で、コスト増が課題となっている。このため4気筒に加えて、V型6気筒や3気筒を新開発するとともに部品などを共通設計化。量産効果によるコストダウンを図り、性能を高めながら価格競争力も維持していく考えだ。
17年に投入するインフィニティ「QX50」に採用する4気筒2・0リットルエンジンのVC―Tは、V型6気筒3・5リットル級からのダウンサイジングエンジンと位置づけている。3・5リットルに比べて燃費性能などを大幅に改善するほか、他社の2・0リットルターボに比べても燃費と出力をそれぞれ10%程度の改善を見込む。
日刊自動車新聞


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by ganbaremmc | 2016-09-28 06:28 | 日産 | Comments(3)

Commented by 春夏秋冬 at 2016-09-28 16:24 x
「 おそらく内燃機関で最後のイノベーションではないか 」

ええ・・・
HCCIとかまだ色々あるでしょうに
Commented by socie20 at 2016-09-28 18:35
※春夏秋冬

日産的にはVC―Tをモノに出来ればHCCIに限らず応用が効くと思っているんだと思うよ。
例えば、
HCCIエンジン用にNA通常燃焼とHCCI燃焼の切替のタイプ
ターボエンジン用にNA通常燃焼とターボの切替のタイプ
PHEV用にNA通常燃焼と発電最適効率燃焼切替のタイプ
みたいにね。

話は違うけれどプジョーの新型4008は三菱OEMではなくなるんだね。
これでPSAグループとの縁が切れてしまうんか。なんだか寂しいわ。
日産と繋がってしまったからにはルノー陣営てことになるわけだから仕方ないのか…
Commented by 名無し at 2016-09-28 19:41 x
HCCIは燃焼室をや点火方法を見直す程度では不可能。
このVC-TもHCCI燃焼と通常のプラグ燃焼の切り替えをスムーズに行うには有効なアイテムになると思います。
ヨーロッパ勢はコンロッドに細工して圧縮比をコントロールしようと考えてます。これが上手く行けばVC-Tはコスト的に不利ですね。