ゴーン社長が特別寄稿「日産の支援で前進すると確信」

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は20日、「日産はなぜ三菱自動車に出資するか」と題してSankeiBiz(サンケイビズ)に特別寄稿し、同日発表した三菱自動車での会長就任などの関係強化について、「日産の支援により三菱自が前進できると確信している」と強調した。

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三菱自動車が燃費不正問題から立ち直るため4月に日産に支援を要請してきた際、
私たちはこれを好機であると捉えた。
財務的にも数百億円に達し得るシナジー効果が期待される。
またルノーが日産の復活に貢献できたように、同じ日本の自動車メーカーに支援を提供する機会であると考えると共に、それを行うことへの責任も感じた。 日産は三菱自動車の株式のうち34%について2,370億円での買収を完了しており、日産は三菱自動車の最大の株主となった。三菱自動車の直近の課題を乗り越えるだけでなく、将来の更なる繁栄のため、私たちは戦略、実務そして経営の専門知識を提供する。 三菱自動車が加わるということは、2016年度に1000万台を販売するアライアンスを創出することになり、これは世界のトップ3に入る自動車グループになることを意味する。規模のメリットを超えて、私たちは共同購買やさらなるローカライゼ―ション、工場の共同利用、車両プラットフォームの共用、技術の共有、そして成熟市場および新興市場での事業拡大において、双方に利益をもたすシナジー効果を確認している。
これが20年近くにわたって成果を生み出してきた、アライアンス戦略をさらに拡大するための私たちのやり方だ。もちろん、三菱自動車の課題は日産が1999年に直面したものとは異なる。例えば、三菱自動車には健全なバランスシートがある。欠けているのは、消費者からの信頼だ。信頼回復の為に、取締役会および経営陣の強化をするよう私たちは三菱自動車に依頼された。私たちは、日産の取締役4名を三菱自動車の取締役に推薦した。本日の午後、私は株主の承認を前提として次期会長に推薦され、これを謹んで引き受けた。三菱自動車は、コンプライアンス上の問題やリスクに対処できるよう、最高経営責任者(CEO)に直接報告するグローバル・リスク責任者を選任する。これらのアクションと日産の支援により、私たちは三菱自動車が前進できると確信している。

次に行うべきは潜在的なシナジー効果を発揮することだ。日産は2017年度に240億円相当のシナジー効果を目指し、それ以降は毎年600億円を超えて拡大する見込みだ。日産はまた日本での軽自動車セグメント、およびASEANでのピックアップトラックセグメントで三菱自動車が持つリーダーとしての地位からも恩恵を受ける。第三に、私たちは日本の自動車作りの価値を信じると共に、その未来を確かなものにするという、この提携が持つ確固たるメッセージを発信したいと考えている。今は、私たちの産業にとって、変革と予測不可能な時代だ。しかし、適切なパートナーとなら1社単独よりもさらに多くを達成できることも経験から承知している。

このアライアンス戦略は困難に陥っていた日産を救い出し、また順調なときには日産を更に強化してきた。この戦略が三菱自動車にも同様に貢献するものと確信し、未来の自動車だけでなく、未来の自動車メーカーも作り出すため、この新たな提携がもたらす機会と可能性を追求できることに期待している。
sankeibiz.jp



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by ganbaremmc | 2016-10-20 21:50 | 日産 | Comments(0)