三菱自 水島製作所や関連部品メーカーの期待と不安

三菱自動車(東京)は20日、日産自動車(横浜市)の傘下に入り、会長にカルロス・ゴーン日産社長が就任、益子修社長が続投する人事を正式に発表した。三菱自水島製作所(倉敷市)や取引がある岡山県内の部品メーカーでは、新体制の下、燃費不正問題で落ち込んだ生産台数の回復に期待が広がった。一方で、部品受注では日産系列の同業者との競争激化も予想され、不安の声も上がった。  

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「人気車種を持つ日産と共同で消費者に喜ばれる車を造り、一日も早く以前のような活気を取り戻したい」  同製作所で軽自動車の組み立てを担当する30代の男性は日産グループの一員になることを歓迎。別の40代男性従業員も「日産との関係が強まり、軽自動車の生産台数が増えるのでは」と話した。  ただ、同製作所の生産台数は問題発覚前の3分の2程度の水準にとどまる。「ゴーン氏には“コストカッター”のイメージがあり、人員削減や給与カットが心配」(30代男性)と話す従業員もいた。  三菱自と取引する部品メーカーには期待と不安が交錯した。  
同社向けに防振ゴムを製造する丸五ゴム工業(同市)の藤木達夫社長は「日産系列部品メーカーとの競争激化が予想される。技術革新などへの投資も検討し、新たな経営環境に対応していく必要がある」と強調。  金型製造の中山鉄工所(同市)の中山光治社長は「日産の販売台数の多さは大きな魅力。競争を勝ち抜けばビジネスチャンスが広がるのは間違いなく、これまで以上に技術力と品質を高めていきたい」と力を込めた。  売上高の約5割が三菱自関連という港湾運送業の中谷興運(同市)の中谷庄吾社長は「すでに日産系の協力企業からも今後の取引に関する問い合わせが入り始めている。チャンスととらえ、積極的に日産系列の仕事も探していく」と前向きな姿勢を見せた。  一方で、岡山市の2次部品メーカーの社長は「競争激化で1次部品メーカーが受注できなければ仕事は回ってこない。これまで以上にコストダウンを求められるのではないか」と不安を訴えた。
倉敷市の2次部品メーカーの社長は「益子社長の留任は大いに疑問。今回の燃費不正を招いたのは、三菱自の企業体質が要因だったのではないか。抜本的な改革ができない」と憤った。  三菱自の協力会社でつくる協同組合ウイングバレイ(総社市)の昼田真三理事長は「地元の協力企業としては、受注増につながる新たな車種を早期に投入し、これまで以上に水島の拠点性が高まってほしい」と話した。
sanyonews.jp


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by ganbaremmc | 2016-10-20 22:38 | 三菱自動車 | Comments(0)