マツダ 2016年4~9月期連結決算説明会での質疑

マツダが2日に開いた2016年4~9月期連結決算説明会での
主な質疑応答は次の通り。  

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― 為替の円高局面に対する取り組みは 
丸本明副社長執行役員 「 超円高と言われた12年3月期と比較するとUSドルは当時80円でかなりの円安。ユーロは足元にかなり近く、豪ドル、カナダドル、新興国通貨は円高にある。社内では当時の円高と同じレベルの影響であると話している。このような環境の中で1500億円レベルの利益を稼げるというのは、当時と比べると収益力がついてきたのかなと判断している。 国内生産の約80%を輸出するマツダにおいて為替の影響は永遠の課題。 構造改革ステージ2の期間中にさらなる能力増強などは考えていないが、あらゆる領域におけるビジネスの質的向上に取り組みながら、より為替に対する収益力を上げていく考えだ 」  

― ピークアウトの懸念がある米国市場での販売見通しは 
青山裕大執行役員 「 米国市場の現状は、クロスオーバー系市場の成長、セダン系市場の減少、インセンティブ競争の激化と捉えることができる。 我々についてはクロスオーバー系モデルが対前年比で伸びている。 新型CX―9の導入直後では対前年比で約30%増加した。 CX―5はモデル末期であるが対前年比で増加で推移しており、クロスオーバー系セグメントではトップレベルの増加を示している 」  
「 セダン系市場は軟調で競争は厳しい。 マツダもマツダ3とマツダ5は市場の減少程度の減少を示している。 インセンティブに関しては他社の在庫増などに伴う競争激化にあるが、市場の状況に応じた正価販売は堅持していく。クロスオーバー系は引き続きインセンティブを抑制し、セダン系は競争激化に応じて相対的なポジションを維持しながら、今後の下期は成長への反転を期していきたい 」  

― 東南アジアの市場における今後の成長戦略は 
丸本副社長執行役員 「 需要が低迷するタイは新商品とネットワークの強化で全需に対してかなり上回ってきた。 北米に次いで将来成長させたい市場にASEANを選び、四つの工場を持つなど投資を図って体制強化も図っている。 成長戦略では地域限定でユニークな施策を検討している。 販売施策は正価販売とし、商品は新興国の専用車を導入せずに最新技術を搭載したグローバル展開の商品を高所得層のお客様に届ける。 ネットワークもさらに強化する考えだ 」  

― 電気自動車(EV)の販売投入予定は 
丸本副社長執行役員 「 ステージ2期間中にEVの技術開発、商品開発を進めていく。 レンジエクステンダーの開発及び市場投入も併せて考えていければと思う。 いつどこにはしかるべきタイミングに公表する。 せっかくの技術開発なので、米国だけに限定することもないかなと個人的に思っている。 内燃機関にも力を入れていく。25年の欧州におけるCO2排出量規制などを念頭に置くといずれは必要になるだろうと、プラグインハイブリッド(PHV)の技術開発は着々と進めている 」  

― トヨタとの包括提携で何か動きはあるのか 
丸本副社長執行役員 「 従来からのHVシステムに関するトヨタからの技術供与、マツダのメキシコ工場におけるトヨタ向け派生車の生産供給、EVと電動車両及びコネクティビティ分野での協調領域の技術など協議を高めている。 その他は適宜公表していく 」  

―国内販売は前年同月比で13カ月連続の減少と厳しい状況にある。
正価販売は消費者に受け入れられているのか 

青山執行役員 「 新型車効果が一巡したことや、ディーゼルモデルは市場拡大の中で輸入車との競合が増してきたこと、クリーンエネルギー自動車補助金が減少したことなどいくつかの複合的要因がある。 正価販売のスタンスは今後も取り続けていきたい。 今夏以降、アクセラ、アテンザ、デミオ、CX―3と商品改良を行った。 アクセラとアテンザは改良後、それぞれで前年同月比は2~3割増で推移し、デミオは受注ベースで前年同月比は2割増となっている。 マツダ車の価値を前面に押し出して丁寧に正価販売に取り組みながら、下期は全面改良したCX―5投入もテコに、前年同期比で約5千台上回って来期につなげていきたい 」
日刊自動車新聞


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by ganbaremmc | 2016-11-05 09:45 | マツダ | Comments(0)