ホンダ、北米で初の車台開発

ホンダは北米市場向け車種の開発を現地に移管する。
車両の基本性能を決める「プラットフォーム(車台)」を米国で開発し、
同車台を採用した車種を2020年前後に発売する。

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車台開発はこれまで日本の拠点が主導しており、
ホンダが海外で車台から車両まで一貫して開発するのは初。
開発現地化で、車両の性能や仕様を現地の需要に応じやすくし、商品の競争力を上げる。現在、ホンダは北米地域専用車としてスポーツ多目的車(SUV)「パイロット」やピックアップトラック「リッジライン」を販売している。これらと同じ車格の車に採用する車台の開発を、米開発拠点「ホンダR&Dアメリカズ(HRA)」で始めた。原則として日本の技術者は関与せず、HRAに開発作業を一任する。同車台に載せる車体などの開発を経て、北米地域専用車として売り出す。自動運転やつながる車など新分野の台頭で全社的に開発資源が逼迫(ひっぱく)する中、開発資源を有効活用する狙いもありそうだ。自動車の開発は一般にエンジンなどのパワートレーン、車台、車体に大別される。車台は走行性や安全性などの基本性能を大きく左右し、複数の車種にまたがって採用することもある。このためホンダは車台は日本が主導して進めてきた。海外開発拠点は主に、日本で開発した車台をベースに車体を開発したり、部品を調達したりしている。ホンダは1982年に日本車メーカーとして初めて米国で乗用車生産を開始。生産の現地化とともに、日本の技術者の支援を受けながら現地の開発力も高めてきた。今回、HRAの開発ノウハウが蓄積し、車台からの一貫した開発を任せられると判断した。パワートレーンや世界戦略車の車台開発は、引き続き日本が主導する。ホンダは日本、北米、中国、アジア・太平洋などに分けて、地域ごとに事業を運営する「地域6極体制」を進めてきた。中でも北米は規模も収益でも主力地域で事業運営の自立が進んでいる。
日刊工業新聞


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by ganbaremmc | 2016-11-15 06:29 | ホンダ | Comments(0)