三菱自 益子社長ではなだめ役は務まらない。無理

三菱自動車工業の今年度の世界販売台数が
国内主要メーカーで「最下位」になることが明らかになった。

7e81d9a4-



今春に発覚した燃費不正事件で国内販売は壊滅的と言っていいほど落ち込んだ結果である。
そして今回の不祥事では、結束の固い三菱グループでも匙を投げざるを得なかった。代わって救いの手を差し伸べたのが日産自動車のカルロス・ゴーン社長で、日産は33.4%の株を取得するとともに、ゴーン氏自ら三菱自動車の会長に就任する。 ゴーン氏は99年、ルノーから当時経営危機にあった日産に派遣され、瞬く間に再生を果たす。これは日本産業史に輝く快挙と言ってよく、ゴーン氏の手腕は高く評価された。 ゴーン氏が日産再生に用いたのが「日産リバイバルプラン」(NRP)だ。これは、工場閉鎖や調達先の半減など、聖域を設けない構造改革計画で、この計画を遂行することで、①00年度の当期利益の黒字化②02年度の営業利益率4.5%以上③02年度末の有利子負債7千億円以下――の3つの数値目標をコミットメント(必達目標)とし、達成できなければ経営陣全員が退陣するという背水の陣を敷いた。 結果は周知のとおりで、倒産寸前だった日産はよみがえる。日産が三菱自動車の救済に名乗りを挙げた時、多くの三菱社員が歓迎したのも、この実績があってこそ。「ゴーンさんが、これまでの経営陣ができなかったような施策を実行してくれればわれわれは生き残ることができる」(三菱自動車社員)と期待を寄せている。益子社長留任に社内の白い目 しかし、本当にNRPの再現がなるのか、疑問も残る。ゴーン氏はNRPを進めるにあたって「すべての答えは社内にあった」と語っている。NRPの策定は、若手社員を中心としたクロスファンクショナルチームが担当した。そして、その施策は、多くの社員が認識していたものばかりだった。ただし、長年のしがらみと、「銀座通産省」(銀座は当時の本社所在地)と呼ばれるほどの官僚的風土が、「正しい経営判断」の邪魔をしていた。ゴーン氏は外部からきた人間の強みを生かし、邪魔をするしがらみや前例をすべて取り除いた。もともと日産には技術力があり、販売網も整備されていた。成長の阻害要因を取り除きさえすれば、自然と成長軌道に乗っていった。

ところが三菱自動車の場合、基礎的なメーカーとしての力が当時の日産と比べて劣っている。というのも、リコール隠しが発覚してからの長期低迷期に、多くの優秀な社員が会社を去って行ったために技術力は低下。燃費不正の問題でも、競合車よりいい燃費を追求したものの、技術力がないがために不正に走らざるを得なかった。今後、日産から技術供与されることになるだろうが、一度落ちた技術力を回復させるのはそう簡単なことではない。


7e81d5a1-



もう一つ、再建の障害になりかねないのが社長人事だ。12月の臨時株主総会で新経営陣が誕生するが、会長にはゴーン氏、社長には現会長兼社長の益子氏が就く予定だ。益子氏は10年以上にわたり三菱自動車のトップを務めているのだから、今日の事態を招いた経営責任は重い。益子氏本人も日産の支援が決まった当時は「新体制には残らない」と語っていた。しかしゴーン氏の強い要請により、残留することになった。 NRPでは、ゴーン社長、塙義一会長(前社長)という布陣だったが、それにならったともいわれている。改革には痛みはつきもので、その痛みは社員の不満を呼ぶ。塙氏はそのなだめ役として機能した。その役割を益子氏に期待しているという解釈だ。 しかし生え抜きの塙氏と違って益子氏は、三菱商事からの派遣社長である。同じ役割などできるはずもないし、社員の間には益子氏留任に白けた空気が広がっているのだから、なだめ役など到底、務まらない。 どんな立派な再生プランができたとしても、結局は社員が一丸となって取り組むかどうかで成果が決まる。今度の人事が水を差すことにならなければいいのだが。
excite.co.jp



[PR]

by ganbaremmc | 2016-11-15 06:56 | 三菱自動車 | Comments(16)

Commented by COLT at 2016-11-15 07:07 x
『多くの三菱社員が歓迎した』…?おさむちゃんよりは良いとは思うが…
Commented by フォルティス at 2016-11-15 10:05 x
(*^▽^*)なだめ役なら 相川社長だわな カネゴンも……
Commented by 名無し at 2016-11-15 11:41 x
この手の経済雑誌って、技術力=燃費としか理解してないんだろうなぁw
アウトランダーPHEVでてから三年たってもまだそのレベルに到達できてない
トヨタとか、どうなんでしょう?w
スバルもいまだにS-AWCもDCTも搭載できてないし。
ようやく、イン側のブレーキ摘まむだけの簡易トルクベクタリング
乗せたくらいだし。
Commented by 匿名 at 2016-11-15 12:02 x
燃費問題で散々叩かれた時に、燃費の良い軽自動車を出してるメーカーが技術力があって、完成度の高いアウトランダーPHEVを出してる三菱は技術力が無いと決めつけられた根拠が知りたいです。
Commented by フォルティス at 2016-11-15 17:55 x
数字でしか見れない人たちが多いから仕方ないよ 本来はそおいう人たには人の上社会の上 社会に影響あたえる仕事につくべきではないけど まっ仕方ないね うけないと売れないし(*^▽^*)アハアハ 最近、自虐的
Commented by at 2016-11-15 18:14 x
PHEVも結局、アウトランダーにしか積めてないんじゃ意味がない。結局は小型化する技術がないからRVRは開発失敗。

S@AWCもランサーだけだろう。DCT?単なる借り物。ホンダもゲトラグ社から仕入れて出してるよ。

確かに面白い技術を開発したりしてるし、世界トップレベルの四輪駆動の制御技術もあるけど、技術は水平展開出来なきゃ意味がない。フェラーリのようなスーパーカーブランドみたいに少ない販売台数でペイ出来るんならありかもしれないが、あくまで量産車メーカーとしてはポンコツだよ。
Commented by 匿名 at 2016-11-15 19:04 x
アウトランダーPHEVを出せてるだけでも凄いよ!
これからは、環境対応車に力入れないと生き残れないからEV.PHEVに先行してる三菱の選択は良かったと思います。
ルノー日産とのアライアンスでPHEV技術を使うそうだから、価格も下げられて今よりは売れると思います。

日産の出したe-powerの評判がよさそうだし、次の時代の幕開けを感じますね。
Commented by えあろきんぐ・たか at 2016-11-15 22:05 x
くどい?けど、ゴーン氏が日産を、益子氏が三菱を立て直したと書いているようでは・・・
それは企業の収支の帳尻を見ているに過ぎない。
技術力が無い、にはいささかニュアンスが異なる。優秀な技術者が逃げたのはそうかも知れぬが益子体制の中でみさかいの無いコストカットの中で基礎技術(内燃機関)の日々の伸長が出来ず時代遅れになってしまったのであり、亀さんに追いつけなくなった。技術は益子氏が自ら、その価値が判らず捨ててしまった・・。気が付いたら(益子氏が正しい自社の現状が理解出来ていなかった)収拾がつかず、あわてて提携やら、OEM供給源を探したという事。この事はまだまだ露見し始めたばかり。燃費問題はそれが初めて目に見える形で現れたのだと思う。
ハイブリッド技術は1990年代に目途が立ち始めた技術であり、プラグインが少々良いからと言って次に続くものが出せるか?これが出せるなら良いが・・
Commented by 通りすがり at 2016-11-16 12:33 x
4月の不正露呈がなくとも、もう三菱自に技術力はないでしょ。
エボの後継が無いのは益子が首を縦に振らないからではなくて、もう開発できる人がいないのだと思うよ。
そういう状況にしたのは益子だけの責任ではなく、開発を背負う立場の相川も同じ。
益子が技術と言うものを理解しようとしないなら、それを正すために動くのが相川に課せられた一番の仕事だったはず。相川はそれをせずに、自分の事を良く言ってくれる開発社員の方だけを見て仕事をしていた。
社内の人で相川な良いイメージを持ってるのは開発に近い人たちだけ。本社や製造部門の人は相川の事をあまり知らない。この事が彼が社内布教を怠っていた一番の証。
Commented by 夢を壊すようで悪いけど at 2016-11-16 14:11 x
開発陣云々より単にCO2の排出権等の割合考えると、今の三菱ではエボは開発ゴーとはなりえません。

商売の割に合いません。

Phevに流れるのは、販売規模考えれば自然。
マツダがフューエルセーフの名の下にディーゼルをメインとしたのも同じ理由です。

すみませんが、細かい点は専門的な話になるので端折ります。夢を壊すようで申し訳ないですが、自動車って世界中の条約とかを全部背負ってますので。

VWやAudiもガソリン車のレースから撤退始めましたが、
完全な転換期です。

Commented by 名無し at 2016-11-16 19:11 x
〉10
そう言う割に、なんで大して企業規模の変わらないスバルはWRX出せてるんでしょうねぇ?w
こう言う言い訳がましい、できない理由ばかり探してるような社員は真っ先にゴーンにクビにされるんだろうなぁw
てか、新興国向けの手抜き車ばっかり作ってても、早晩その新興国の人々も見向きしてくれなくなるだけでしょ。今までプアマンズiPhoneで生計立ててたサムソンがそうなったように。
国内見たって普通の車が欲しい人はトヨタを買うわけで、PHEVにしたって、プリウスが出たらアウトランダーなんぞ虫の息になりますって。よっぽど突拍子のないことしないと誰も客は来ないでしょ。
Commented by 11さんへ at 2016-11-16 20:12 x
11さん、

冷静に分析しますと三菱とスバルじゃ台数規模に伴う欧州での排出コストのボリュームが違いすぎますね。

スバルはトヨタの技術共有がない限り、確実に追い込まれます。


因みにスバルとのラインナップ比では三菱はまだ倍近くありますから、言い訳というより事実です。

このカテゴリーの車を出そうとした場合の台数xCO2の企業の割合負担がどれだけか、計算してみてください。
ご自由にどうぞ。

トヨタであれスバルであれ企業で仕事してたら判ると思いますよ。

Commented by 名無し at 2016-11-17 02:06 x
じゃあそのCO2制限とやらに引っかからないようなPHEVのエボ作ればいいんじゃないの?別にガソリンでやれなんて私は言ってないですけどねぇ?
それに欧州なんてアウトランダーPHEVくらいしかまともに売れてないんだし、欧州ではPHEVだけしか売らないという手もあるでしょうに。アメリカなんてトランプがそもそもCO2による地球温暖化自体否定してるんだから、大して気にする必要ないでしょ。
スバルは確実に追い込まれるとか言いながら次期型もWRXあるようですけどねぇ?w
PHEVとSUV原理主義の皆さんが大好きなアウトランダーPHEVもプリウスPHVの新型とC-HRのPHVが出たら日本国内では息の根止まりますよ、間違えなくねw
Commented by えあろきんぐ・たか at 2016-11-17 06:59 x
他社のプラグインハイブリの充実でアウトランダーの行く末は本当に心配。「息の根が止まる」は決して大げさで無い。しかもこれしか無いと公言しているのだからこれが売れなくなったら海外だけにする?これ以外に何か出来るものは?結局、どうやれば自社の基幹技術・車種を維持拡大できるかを考えず目先の収支や規制があるから、と流され逃げ逃げの経営しか発想が無かったのだから当然と言えば当然。車屋ならこれをどう乗り切るか考えるでしょ。商社だとあるもの、売れる物に流されていく訳ですが。この発想を根本から変えないと何も進まない。出来ない出来ないというなら我々は買えない、買わないということ。商売も諦めると言う事。やれないというなら売却。発想は売却に向いている・・・
Commented by うわー at 2016-11-18 23:32 x
ビジネスわからん人にコメントしないほうがよいかも。

丁度よいタイミングでマツダのEV参入が発表されましたね。ま、そういうことです。

Phevでエボの意味がわからんです。
欧州でしか、といいますが、欧州の市場規模を
考えて発言しましょうね。。。
純粋な内燃機はあと数年で製造出来なくなりますから。

スバルは、海外はほぼ北米でしか売れてないですよ。
収支報告みればわかりますよー。




Commented by えあろきんぐ・たか at 2016-11-20 08:53 x
車は商品。もっと柔軟に。規制は規制。そこばかりしか考えないからつまらなくなる。技術者だって、メーカーだって自己満足・自社満足だけでやってない筈。