マツダ小飼社長に質問。新型CX-5、北米DE投入やEVなど

マツダは2017年2月に全面改良の新型「CX―5」を日本から順次発売する。
同年後半には、北米市場でディーゼルエンジン(DE)搭載モデルを初導入し、マツダブランドのさらなる価値向上と販売増につなげる構えだ。また、各国で将来的に厳格化される環境規制をにらみ、電気自動車(EV)を19年に、プラグインハイブリッド車(PHEV)を21年以降に投入することも決めた。小飼雅道社長に新型CX―5や今後の戦略などについて話を聞いた。

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 ― 新型CX―5の特徴は
 「 デザインは極めて磨き込まれたものとなっている。ボディースタイルは曲線で非常にダイナミック。フロントドア下部は地面や背景が映りこみやすい形状だ。内装は高級感かつシンプルなものに全面刷新し、シートも新たに設計した。(現行車の)発売から約5年間にお客様からフィードバックしていただいたものも全て反映した。ぜひ期待してほしい 」

 ― 北米へのDE搭載モデル投入には時間がかかった
 「 12年から導入するとアナウンス後、先延ばしとなり北米のディーラー各社とお客様にお待たせして大変申し訳なかった。動力性能を維持しつつ、トップクラスの燃費性能を目指しながら排ガス規制に余裕を持ってクリアすることに苦労した。低圧縮比化による燃焼で排気ガスをクリーン化する我々の技術に、ローコストな浄化装置を取り付けることでクリアすることができた。車両価格、走行性能、燃費性能など競争力は非常に高いDE車モデルとなっている 」

 ― 想定する競合車は
 「 日産自動車のキャシュカイなど様々なクロスオーバーSUVだ。商品力の強いクルマが多いだけに、新型CX―5は非常に力が入っている 」

 ― EVの投入市場と車種は
 「 ZEV規制といった構造要件で指定されている米国は投入する必要がある。ただ、EVなど電動化は米国を限定したものではなく、他地域にも汎用的に使える技術としてやっていく必要がある。中国でもそういった動きがあり、欧州は25年に最も厳しい排ガス規制を控えている。欧州では電動化に加えて第2世代のスカイアクティブ技術を採用したガソリンエンジンもCO2改善に大きく寄与する。小型車ではハイブリッド車(HV)、場合によっては中型・大型車はプラグインハイブリッド車(PHEV)も必要だろう。車種は非常に絞り込んでいるが、技術的にはかなり広く研究を進めている 」

 ― 電動車両でマツダらしさをどう打ち出す
 「 EVにどういう技術分野が存在し、どこにマツダの目指すべき特性を持たせるかを考えているところだ。『 EVであれば良い 』 ではない。我々は、(リース販売の)デミオEVで採用する巻線切り替え式のモーターや、ロータリーエンジン(RE)を発電機として活用するREレンジエクステンダーなどユニークなユニットを持っている。そうした技術などを組み合わせて、お客様が喜んでいただけるEVをなんとかつくりたい 」

 ― トヨタ自動車との包括的提携の進捗状況は
 「 個別のプロジェクトにおける双方のメリットの是非判断よりも、全体で双方にメリットが見込めるのであれば、それぞれがリソースを出して共同研究・開発をする。そのなかに、電動化や将来のコネクティビティシステムの技術開発などがある。とりわけ、将来の安全・環境技術に関しては協業することで、共通する部分で一緒に開発しておけば活用できるものは必ずある。今は相互に工場見学や情報・文化交流会など行っている 」

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新色を「ソウルレッドクリスタルメタリック」初採用
マツダは、ボディカラーの新色「ソウルレッドクリスタルメタリック」を開発したと発表した。来年2月に日本で発売予定の新型「CX―5」に初採用する。新色は同社独自の塗装技術「匠塗(たくみぬり)」による既存の「ソウルレッドプレミアムメタリック」より、彩度を約2割、深みを約5割増した。匠塗の塗膜層はクリア層、透過層、反射層の3層構成。新色では、透過層に新開発の高彩度な赤色の顔料を加えて発色を際立たせた。反射層には高輝度アルミフレークに加えて、光を吸収してシェードの濃さを強める「光吸収フレーク」を採用することで、従来は2層必要だった深みの表現を1層で実現した。
日刊自動車新聞


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by ganbaremmc | 2016-11-22 18:33 | マツダ | Comments(0)