三菱自破格の役員報酬について鈴木修会長「うちは減額した」

業績が上がれば社員の報酬は増え、
下がれば企業全体が臥薪嘗胆を強いられる。
「経済力学」を考えれば、これが常識である。
高速道路の上り車線を下ってはいけないのと同様、ごく当たり前の「交通ルール」と言えよう。
しかしこの「常道」を、三菱自動車は「逆走」しようとしている。  

同社は12月14日の臨時株主総会で、取締役に払うことができる報酬の総額を、現状の約3倍の30億円にする方針を正式決定する。その対象には、もちろんゴーン氏も含まれる。随分と景気のいい話だが、 「燃費不正問題が響き、三菱自動車の2016年度の世界販売台数は、富士重工に抜かれて国内主要メーカー7社の最下位に転落する見通しです」(経済記者)  この業績を見れば、どこにも「3倍」の根拠は見当たらない。こうした「交通違反」にも似た横紙破りについて、『カルロス・ゴーンの「答えは会社のなかにある」』の著者でジャーナリストの小宮和行氏は、
「 間違いなくゴーンが決めたことでしょう 」  
こう断じた上で、 「業績回復の成果も出ていないのに役員報酬枠の拡大を決める。話の順序として到底納得できません。そもそも、この方針を株主や部品会社などのサプライヤーはどう思うでしょうか。三菱自動車の不正に伴う業績不振で、廃業に追い込まれた部品会社もある。彼らが『本社のお偉いさんだけたっぷりもらって、俺たちは何なんだ』と憤っている姿が目に浮かびます」  実際、自動車業界に詳しい経済ジャーナリスト曰く、 「ゴーンあるいは日産流のやり方についていけず、三菱自動車を辞めた生え抜きの社員が既に100名以上いると聞いています」  一方、 「日産の弱点だったアジアに三菱自動車は強く、今後、ゴーンは三菱商事のネットワークも使えるようになる。彼にとっては濡れ手で粟どころか、濡れ手にササニシキですよ」(小宮氏)  なお、今年同じく燃費不正問題が発覚したスズキの名物会長、鈴木修氏は、
「 うちは監督責任も考えて、役員報酬を減額しました。しかし、考え方は各社各様ですからね。三菱さんは三菱さんの常識に基づいての判断でしょう 」  
と、チクリ。

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三菱自動車の益子修社長に、3倍方針を決めたのはゴーン氏なのか確認すると、 「会社として決めたこと」  と、「上司」を必死に擁護しつつ、 「将来、外国人の(高給)人材などが必要になった時のことを考えての布石です」  不正問題、ゴーン問題、そして役員報酬限度額問題。三菱自動車には、三重苦ならぬ「3倍苦」が立ちはだかっているようだ。
週刊新潮


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by ganbaremmc | 2016-12-16 07:06 | スズキ | Comments(5)

Commented by at 2016-12-16 08:12 x
三菱の常識は世間の非常識。
Commented by 匿名 at 2016-12-16 11:19 x
スズキのおじいちゃんは
燃費不正問題で、なんちゃらの役職を辞任したんじゃ?
いまだにスズキの代表なんだね。
あれはウソ?
Commented by 匿名 at 2016-12-16 11:31 x
一方で役員車両的なプラウディア、ディグニティは消滅しましたね、webから消えてます
Commented by スバル軽乗り at 2016-12-16 12:39 x
3の匿名さんへ
それは朗報です。
Commented by 名無し at 2016-12-16 21:48 x
修氏はCEOを辞めただけです。