日産ゴーン社長「リーダーは堅苦しい、冷たいなどの印象を持たれては駄目だ」

三菱自動車会長の益子修さんがみえたのは、2016年4月21日だ。
三菱自への支援を求めてのことだった。

同社が燃費試験に関する不正を明らかにしたのは、その前日。
日産自動車と三菱自は軽自動車の開発ですでに提携関係にあり、
私も同社の状況はよくわかっていた。 
両社の間で以前より一歩進めた戦略的なアライアンス(提携)の関係を結ぶことになった。
日産が再生に取り組んで成功した1999年以降の挑戦を考えれば、三菱自にももう一度チャンスが与えられてしかるべきだと思った。 昨年5月12日。私は益子さんと横浜市内で記者会見を開き、日産が三菱自の株式の34%を握ることなどを発表した。 日産は10月に三菱自の最大株主になり、三菱自はルノー・日産アライアンスの一員に加わった。 アライアンスは世界販売で年間約1千万台の規模になり、3大グループに並ぶ存在となった。 上位にあったメーカーとのハンディキャップを埋め、その他の企業に対してもより有利な状況を与えてくれる大きさである。 私は昨年12月、三菱自の会長に選出された。社長に戻って陣頭指揮を執る益子さんや日産から行ったトレバー・マン最高執行責任者(COO)を支えることになった。 とはいえ、ルノーと日産、三菱自のアライアンスは我々現経営陣だけでずっと担い続けていくものではない。次の世代の成長がやがて重要な要素になる時も来るはずだ。 
では、私が考えるリーダーの条件とは何か。
1つは、結果を出せる人だ。 トップはどんなに厳しい状況でも常に結果を出さなくてはならない。また、経営、組織の問題点をはっきりさせ、時には周囲が「右」と思っているところを「左」と言う必要がある。 日本人には簡単なことではないかもしれない。 控えめなことを美徳と考える文化があるからだ。 日産とルノーの「アライアンス・ボード・ミーティング」を初めて開いた時、会議でずっとしゃべっていたのはフランス人だった。 日本人は静かに聞いていた。 だから私はフランス人に「仲間の意見も聞こう」と言い、日本人には「もっと意見を言って」と促したものだった。 意見を積極的に言い合うことは結果を出す上で重要だ。 

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第2に、リーダーは人々とつながる能力を身につけないといけない。堅苦しい、冷たいなどの印象を持たれては話を聞いてもらえないし、部下たちの働く意欲も損なわれる。 リーダーは「共感(empathy)」される能力を磨くべきだ。 
最後に、新しいことを常に学ぶ姿勢だ。ゼロエミッション(無公害)や自動運転、インターネットとつながる技術は進歩が著しい。自動車産業は今、転換期を迎えており、新しい技術や動きに精通し、行動していなければ、たとえどんなに結果を出すリーダーでも行き詰まる。 生まれながらのリーダーなど存在しないと私は思う。リーダーは周囲からリーダーだと認識されないと、なれないものだ。私も1999年に日本に来た時は懐疑的に見られていた。信頼を得たのは、従業員との対話を欠かさず、ともに結果を出し、常に学び続けているからである。
日本経済新聞
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by ganbaremmc | 2017-02-02 18:39 | 日産 | Comments(2)

Commented by やっぱ俺は益子が嫌い。 at 2017-02-02 20:28 x
恐ろしいほど益子はゴーンの挙げるリーダーの条件に合ってないじゃん。なんでこんなヤツを社長に残しておきたいんだろ?
Commented by 名無し at 2017-02-02 21:47 x
ゴーンもろくな車出してないじゃんw
自分のブランド価値のマーケティングがうまいだけ。
講釈は立派で副業の株と不動産業は得意だけど、実際に出すラーメンが不味いラーメン屋の店主みたいなもん。