「プリウスPHV」の月販目標台数が2500台と少ない理由

「 どうして、2500台と少ないのですか? 」
海外メディアのひとりが、
トヨタ自動車の内山田竹志会長にズバリ聞いた。

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これに対して、内山田会長は
自動車産業の実情を踏まえた「一般論」で、切り返した。
2017年2月15日、東京・お台場の日本科学未来館。午後1時半から始まった、新型「トヨタ プリウスPHV」の発表記者会見には300人を超えるメディアが集まった。 会見の冒頭、内山田会長自ら、プレゼンターとして「プリウスPHV」の魅力と伝えた。会場で配布されたカタログの表紙には「ハイブリッドの次は、なんだ?」という問いかけがある。それに対して、内山田会長は「PHV!これがトヨタの答えだ」と言い切った。
冒頭の海外メディアの質問は、その“囲み取材”でのことだ。
本稿では、その際のやり取りを、そのまま掲載することはしない。「2500台と少ない理由」について、トヨタの主張をそのまま掲載するのではなく、筆者の考えを書かせていただく。 「お客様ファースト」の視点で、「普段はEV」と銘打った新型「プリウスPHV」。 満充電の状態で最大68.2キロまでEV走行が可能だ。これは、初代「プリウスPHV」の26.4キロの2.58倍と大きく伸びた。会見後の技術説明の場で、充電機器の開発者に「68.2キロという数字を決めた根拠は何ですか?」と聞いた。それについて「日本の自動車ユーザーの約8割の人が、1日あたり60キロ超、クルマを使うため」と回答した。初代の場合はこれが「約5割」という設定だった。この60キロ超を可能とすることを目安に、電池のコストと、搭載する際の重さや場所などを総合的に判断して、最終的に電気容量が8.8kwhになったという。また、初代の場合、EVモード中でもアクセルを大きく踏み込むとエンジンがかかったが、新型では時速135キロまでエンジンが駆動せずに加速が可能。また、記者会見では動画で、かなりな急こう配でアクセルを深く踏み込んでもEVモードを続ける様子が映し出された。このように、EVとしての使い勝手を強調した新型プリウスPHV。しかし、そもそも日本市場でのEVに対する認知度はまだまだ低く、普及が進んでいない。2010年前後、三菱「i-MiEV」と日産「リーフ」が市場投入された頃、それから5年先の2015年には日本国内でさまざまなEVが走り回っていることを、三菱自動車、日産自動車のみならず、トヨタもそうした街の姿を想定していた。ところが、充電インフラの普及の問題、EV新車価格の高さとリセールバリュー(中古車価格)とのバランスの問題、さらには国土交通省が進めてきた小型EVである超小型モビリティの法整備の遅れなど、さまざまな課題がある中、日本でのEV普及が当初予定よりかなり遅い。また、トヨタは世界市場も見据えて、一時は「iQ」のEVバージョンである「eQ」の量産を計画していたが、企画の進行途中で取りやめている。こうした経緯の中で、日本でのEV市場は、いまのところ「先行き不透明」というのが、自動車産業界での大方の見方だ。 「普段はEV」という、「簡易的なEV」であるプラグインハイブリッド車が、これからどのように普及していくのかを見通すことも難しい。よって「2500台」という、プリウスの月販販売台数の10分の1以下となるコンサバな数字になったのだと思う。

逆の見方をすれば、新型「プリウスPHV」が売れなければ、
日本でのEV普及は相当遅れるということだ。
トヨタとしては、累計1000万台に達したハイブリッド車という「母数の顧客」に、トヨタが目指す究極のエコカー「燃料電池車」に向けてステップアップしてもらいたい、という願いがある。高度成長期の「いつかはクラウン」のように、「いつかは燃料電池車」とでも表現すればよいだろうか。 当初、トヨタはもっと早く、ハイブリッド車からプラグインハイブリッド車のステップアップのトレンドが生まれると予想していた。2012年1月の初代「プリウスPHV」発売当時、そうした「希望と期待」をトヨタ側は示していた。しかし、結果的には、初代の累計販売台数は日本国内で2万2000台、グローバルで7万5000台にとどまった。つまり、1000万台というハイブリッド車の母数に対して、0.75%と1%以下という厳しいい現実である。こうした、初代「プリウスPHV」が売れなかった理由について、トヨタは徹底的な調査を行い、その教訓を目いっぱい、新型に反映させた。そのため、新型は「プリウス」に比べてさらに先進性を増したスタイリング、急速充電や太陽光による充電装備、さらに大型11.6インチのモニターによる最新型のコネクテッドカー装備など、各種装備の「てんこ盛り」で登場した。プリウス「PHV」が、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車の「壁」を超えない限り、EVも、燃料電池も、本格的な普及は見込めない。米テスラや、日産など、EV事業を強化する自動車メーカーはあるが、1000万台という「母数」を持つトヨタの底力には敵わないかもしれない。 新型「プリウスPHV」、世界のエコカーの今後を占う試金石になることは間違いない。
headlines.yahoo.co.jp

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by ganbaremmc | 2017-02-20 19:44 | トヨタ | Comments(3)

Commented by at 2017-02-21 06:48 x
水素自動車は諦めたの?
Commented by 名無し at 2017-02-21 08:54 x
少なくしておいて、「目標の〇倍受注!」と言う
お決まりの宣伝をする為。
人の真似をしたがったり群れたがる日本人の
独特の性質を利用している。
Commented by lkeg at 2017-02-21 10:43 x
実際目標にしたがって生産数決めてるけどな
在日にはわからんだろうが