スバル新型「XV」の1.6リッターと2.0リッター。何がどう違う?

5月24日に発売となるスバルの新型SUV「XV」。
FB16とFB20の違い、そして新型XVに搭載するにあたっての変更点などを第二技術本部 パワーユニット研究実験第一部 エンジン主査 主事 田中進哉氏に聞いてみた。

5e81d5a1-

新型インプレッサ搭載エンジンと新型XV搭載エンジンの違いについて田中氏に聞いてみたところ、基本的には違う部分がないとしながら、SUV向けに調整は行なわれているとのこと。FB20型エンジンの仕様は、最高出力113kW(154PS)/6000rpm、最大トルク196Nm(20.0kgm)/4000rpm、圧縮比12.5と変わりないものの、最大トルクに達するまでの特性を変更。よりSUVらしいトルクの強さを感じられるようになっているという。 また、FB16型エンジンに関しては、最高出力85kW(115PS)/6200rpm、最大トルク148Nm(15.1kgm)/3600rpm、圧縮比11.0という絶対的な排気量の小ささからくるトルクの低下を補うようなチューニングを実施。こちらのエンジンもSGP世代になってマルチポイント・インジェクション採用などでアップデートが図られているものの、2.0リッター(1995cc)と1.6リッター(1599cc)というクラスの差は歴然と数値に表われている。
この新型XVで気になる点として話題になっているのが、JC08モード燃費において最良の燃費値を2.0リッターモデルの2.0i-L EyeSightが記録していること。JC08モード燃費のよい順に、2.0i-L EyeSight(16.4km/L)、1.6i EyeSight・1.6i-L EyeSight(16.2km/L)、2.0i-S EyeSight(16.0km/L)と微妙な差で並んでいる。

この主な原因はファイナル、つまり最終減速比にあり、1.6リッターモデルは4.111、2.0リッターモデルは3.900を採用。リニアトロニックCVTの変速比は3.600~0.512と同様なので、1.6リッターはファイナルを変更することで2.0リッターに劣らないトルクをタイヤに伝えるような設計になっていることが分かる。
そのため、同じ速度で走行しているときには1.6リッターモデルのほうが高いエンジン回転数となるため、やや燃費に厳しい状況になりがち。それがJC08モード燃費のパターンにおいて逆転現象が起きている理由になる。

 田中氏によると、モード燃費値はもちろん気にしているものの、重視したのはSUVらしい走りを1.6リッターでも実現すること。こちらのFB16型もインプレッサ搭載モデルと異なり、過渡特性でのトルクの出方をSUVらしくチューニングしてあるとのことだ。

 もちろん、走行シーンによっては排気量の小さい1.6リッターのほうが有利になっているシーンもあるはずだ。スバルの場合は無段変速を採用しているため、そちら側のプログラムによっても異なる部分があるだろう。ただ、田中氏によると、2.0リッターの絶対トルクの大きさはエンジンの余裕につながっており、より低めの回転数で走ることのできるシーンが多いとのこと。余裕のある2.0リッター、元気な1.6リッターというところだろうか。

 確実に言えるのは、1.6リッターモデルは乗り出し価格が2.0リッターより安価なこと。1.6i EyeSightの税別価格198万円は、どう見ても値段のインパクトありきで決められた価格。税込みだと213万8400円と消費税を実感してしまう数値になるが、EyeSightがついて、歩行者保護エアバッグがついて、4WD+トルクベクタリンがあって、オートエアコンでと、現代のクルマとして最先端の安全装備がある。SUV的にガンガン使うなら、ありのグレードだろう。トルク感については生活シーンによって異なる印象を持ちやすい部分なので、発売後ディーラーで試乗して、ぜひその違いを体感いただきたい。
car.watch.


[PR]

by ganbaremmc | 2017-04-19 20:19 | スバル | Comments(1)

Commented by なし at 2017-04-20 07:52 x
1.6NAなんかいらないから、1.6のターボ出せよ。