三菱自販売協会会長「電動、電動いうなら車種を増やしてくれ」

一か月前の新聞記事ですが、
日刊自動車新聞で三菱自販売協会 三浦会長のインタビューが掲載。
三浦会長は東大卒で三菱自動車に入社し、11年勤められた後、秋田三菱に。10年6月三菱自動車販売協会会長に就任、現在に至ります。
内容をみると、メーカーに対して厳しい意見が目立っていました。

7e5d5a11-

◆◆国内販売に携わる立場で、この1年余りをどのように捉えているのか?
三浦会長・・・・・・・ 益子修会長(現CEO)、相川哲郎社長体制で、過去最高益を出すまでになり、自主再建だと言って、電動化の推進などを盛り込んだ10年の計をまとめた。 これで体質も良くなったかなと思っていた矢先に、3回目(燃費不正)の不祥事発覚で、ルノー・日産の支援を仰ぐことになったが、10数年の内にメーカーの経営の基本的な枠組みが3回(ダイムラー、三菱重工・銀行・商事、そしてルノー・日産)も変わることなど考えられないことだ。
00年、04年の最初のリコール騒動で、販社の中には、他メーカーのディーラー権も取得し、生き残ろうとしていた。今となっては、正解だったかなと。早くから、始められた方は、先見の明があったと思う。

◆◆三菱らしさのある商品ラインアップには、非常な思い入れと期待があるのでは?
三浦会長・・・・・・・ パジェロ、ランサーエボリューション、パジェロミニなど、もっと遡ると、ディアマンテ、ギャランと、古くからのお客様には 「 いや、三菱にはいいクルマがあったもんね 」 と言ってもらえる。そういうオールドファンもいますし、若い人にはランエボだったりもする。
一車種でもヒットすれば、商売だから潮目が変わることはある。
例えば、初代のギャラン、パジェロ、ディアマンテ、パジェロミニときたときには、思いっきり潮目が変わった。
国内にどれだけの車種を投入できる意志と力がメーカーにあるかどうかだ。

◆◆販売状況について
三浦会長・・・・・・・ 個々のお客様とのグリップ力は落ちていませんが、総量が減っている。(経営的に)危険な状態にある。それと、お客様の高齢化が進んでいる。若い人たちの他銘柄からの代替がなくなっている分、高齢化している。 「 あんたのところから、ずーっとクルマ買っているからなあ 」 というお客様で、ほとんど、自銘柄の馴染みのお客様に売っているという状況だ。 新車、中古車、車検・サービス、保険、その他とあって、セグメント別に強化してやるけれど、やはり機関車、引っ張るのは新車だから、機関車の力が弱いと全体に影響し、それぞれに総量が減ってくる。
サービスがらみの施策があるから、表面的な損益は回っている。黒字体質は維持しているが、00年当時から、賞与とか、ベースアップとかでは、他系列と、少しずつ差が出てきている。会社を赤字にして、賞与をよそ並みにするか、といえば、そうもいかない。着々と経営されている(三菱の)販社さんもあるが、総じて厳しい。

◆◆人材の確保難が叫ばれているが、メカニック不足など、対応はどうか。
三浦会長・・・・・・・ 人の問題は深刻で、営業、メカニックともに確保できていない。ここ1年ということではなく、00年、04年当時のリコール問題からじわじわときている。元々、自動車業界に入ってくる人が少ない中での取り合いだから、厳しいですよ。値引きで物は売れるが、人の確保はそうはいかない。(地方から見ると)東京に吸い上げられてしまうので、いろんなところに網をかけて、お年寄りでも、異業種からでも、一回辞めた人でも、何でもいいから、とにかく人、定年退職した人も再雇用して、確保しなければならない。

◆◆メーカーは電動化にこだわっているが
三浦会長・・・・・・・ 販社の次世代店舗について、電動車両の普及を目指す 「 電動ドライブステーション 」 構想があるが、もうちょっと売るクルマもきちっと電動化してほしい。アイ・ミーブ(i―MiEV)だけで、ステーションという建物と、売っているクルマとのマッチングができていない。
三菱は、最初にアイ・ミーブを出したけれど、市場インパクトがない。
販売においてアイ・ミーブでは非常に苦労した。しかし、その苦労があったから、(アウトランダーの)PHEVに繋がった。電池の生産量の確保や蓄電池制御の技術など、PHEVに繋がった。こうした販社の努力があったから今があるとも言える。

◆◆ルノー・日産傘下でメーカーには明確なシナジーが期待できると思うが、こと国内の三菱販社にとって、何を期待できるのか
三浦会長・・・・・・・ 日産とブランドは分けると言っているから、お互いにどういう商品を国内に投入するかになる。国内における商品展開においてシナジーを出すまでには、相当な時間が必要になるだろう。ただ、年間10万台ではメーカーは採算が取れないし、我々も苦労しているのだから、緊急避難的に外観を少し変えて、三菱バッチのOEM車を出してくれ、ということは要望している。
三菱販社の総意は、商品ラインアップの充実しかない。
あとは、バリューチェーンだとか、人の採用だとか、設備投資だとかは、「 我々が我々の責任でやりますから、メーカーには商品の投入と広告宣伝をお願いします 」 と言いたい。

このインタビュー後、エクリブスクロスの発売が延期に。
さぞお怒りでしょう

[PR]

by ganbaremmc | 2017-09-18 19:42 | 三菱自動車 | Comments(19)

Commented by グランドビタ~ラ at 2017-09-18 20:02 x
益子さんの耳に入ってるんですかね?
Commented by 14R at 2017-09-18 20:51 x
本日、秋田三菱に車検の見積もりをもらいに行きました。そこで聞いたのは「今後、秋田三菱ではスズキ車も取り扱う。」とのこと。馴染みのお店はスズキディーラーに改装中で、正規販売店がこんな現状を強いられてる現状に、改めて益子を恨みました。
Commented by 名無し at 2017-09-18 20:59 x
今まで三菱に興味のなかった若い層を引っ張れる車種...エクリプスクロスはその役割を担えると思っていただけに残念。
一刻も早く魅力ある市場投入を急がないと現場の人間がもう持たないと思う。ブランドの存続に関わる。
Commented by HIROSHI_eK at 2017-09-18 21:18 x
三菱自の日本国内ラインナップは
車種を一気に絞り過ぎ
イメージリーダーのランエボXを消滅させ
日本人の消費者からの三菱ブランドイメージは崩壊

プロ野球でも、12球団必ずベスト9人はいる!
助っ人や大砲だけ集めて特化しても少人数で負けてしまう

CEOの益子修様はもっと日本市場に目を向けないと
車種を絞り過ぎて失った代償は大きい
そして、リーダー的存在である、看板車種も今はない
あまりにも偏見な経営方針は返って痛手となる

コンパクトカー、セダン、SUV、ミニバンSUV
軽自動車、2BOXカー、コンパクトミニバン
ステーションワゴン系、商用車、ピックアップトラック

だいたい計20車種ぐらいのラインナップ!!!
が、日本国内にあれば、三菱自動車のイメージも回復するでしょう
Commented by at 2017-09-18 21:30 x
九州北部はすでに結構前からスズキとの併売をやっています
看板こそ三菱ですが、三菱とスズキ車が並んで売ってますね

先日新しい担当の方に変わったのですが、とても誠実そうな方でした
私はまだ新車を買う時期ではないのですが、何とか力になりたいです
そのためにも私の気を覆すような新車を出してくれーと切実に思います
Commented by 名無し at 2017-09-18 21:32 x
緊急避難的OEMって何があるかね?
セダンは日産も国内ではあまり売れてない様だけど
Commented by やっぱり俺は益子が嫌い at 2017-09-18 21:43 x
三浦会長、相川前社長は東大卒。
益子は東大卒がお嫌いのようで。
Commented by やっぱり俺は益子が嫌い at 2017-09-18 21:57 x
連投ですんません。
結局三菱オリジナルの電動車両って言ったら、アウトランダーPHEVと益子が売る気の無いアイミーブしか無いんだよなぁ。
このまま三菱で新たな電動車両投入しないでディーラーに充電設備だけ増やしていったらリーフの充電施設に成り下がってしまうんじゃないのか?
Commented by 名無し at 2017-09-18 21:58 x
三菱の電動車は全然売れてない。
iMIEVやら軽トラMIEVやら軽箱MIEVは
あまりにも売れずに既に死に絶えた。
発電エンジンを積めば1000倍売れてた。
懲りすぎて高額なPHEVは月200台?
シンプルなシリーズ式にして300万以下で
売ってたらトップセラーも夢じゃ無い。
なのに全部外して失敗。
経営陣がアホ過ぎるわ。
Commented by 名無し at 2017-09-18 22:37 x
OEM車で層の薄さを補うなら最小限で結果の出るもの...ひとまず今よく売れてるノートを販売してはどうだろうか。
それで台数を底上げして本命の新型デリカやエクリプスクロスまで持ちこたえるしか。
セダン系の代替需要に応えられる車種がゼロなのも地方の高齢ユーザーに対して痛手になるし、台数は出なくとも何かしらのソリューションが必要かとは思う。
本家でも売れていないが、シルフィをランサーやギャランの既納顧客向けに販売してはどうだろう。
価格帯が高額すぎてOEMではアピールに欠けたプラウディア/ディグニティと違って、一般顧客の代替需要に特化した施策としてはアリだと思う。
Commented by noname at 2017-09-19 00:30 x
e-powerを車種ごと供給予定って話が以前あったのでノートの供給はほぼ決定だと思いますけどね
具体的にいつなのかコルトとして売るのかまったくの新車種なのかはわかりませんが
Commented by 名無し at 2017-09-19 00:33 x
わざわざ王道を避けて売れない路線。
隙間産業なのか?

シリーズHVの四駆ならまだ勝負できるぞ。
Commented by ぽん at 2017-09-19 08:07 x
海外で販売中の車を入れれば、数だけは増えるがね。
パジェロスポーツ
トライトン
エキスパンダー
グランドランサー
ミラージュD4
並行輸入でもしてみたら。

販社独自の改造やドレスアップとか話題作りやってるのかね。
北米では自分でやってるよ。台湾しかり。
以前、ホンダの販社がYoutubeで試乗女子やって、めっちゃ話題になったし。

「メーカーには商品の投入と広告宣伝をお願いします」
とか、役人みたいに他力本願なこと言ってないで、販社自らもなんかしろよ。と言いたい。

海外で売れるRVR、アウトランダーを日本で月数百台しか売れないのは、販社の努力不足と言われてもしかたがない。
Commented by 名無し at 2017-09-19 08:28 x
日産のシンプルHVのe-POWERは
安いしよく走るしたくさん売れてるけど、
かと言って日産に供給して貰わなくても、
三菱は自力で簡単に作れる。
MIEVに発電エンジンを積めば良いだけ。
又はPHEVから直結走行に必要な部品と
余計なバッテリーを省けば良いだけ。
色んな機能を省いて軽量化と低価格化し、
でも特有の加速やレスポンスは残る。
かと言って、電動車は万能でなく、
重量級には向かない。
三菱は売れる物を造ろうとしないけとね。
Commented by フォルティス at 2017-09-19 10:05 x
販売会社独自(゜ロ゜)……結構、直営以外の諦めてない所はやってるちゃうかな  昔なんかカリスマの格安モデルあったし  西尾張は昔から今も特別仕様で改造してキャンピングカーとか サイトにも出てるよ(*^。^*)  京都三菱と同系列の滋賀三菱はびわ湖一周runとかでミラージュの燃費を競ってたな(*^^*)    
Commented by at 2017-09-19 10:18 x
パンダとパジェロスポーツは国内投入して
Commented by ぽん at 2017-09-19 14:36 x
フォルティスさん
そのわりには話題にならないですね。マスコミ呼ばないのかな。
Yahooのtopに出たりしない。
Commented by at 2017-09-20 00:47 x
その節目節目にヒットした車種もモデルチェンジに失敗。その繰り返し。そして今にいたる。全てに台無し
Commented by 名無し at 2017-09-22 12:37 x
いやまぁ販社の気持ちも分かるよ。RVRとか一体何年前の商品やねんってぐらい売り続けてるし。
ヴェゼルやC-HRと比べるとさすがに古さは隠せないよね。ジュークもモデルチェンジすると更に厳しい。
販売上見掛け倒しででもハイブリッド無いと売れないのが日本市場の特異性だし。高コストなPHEVかコンベンショナルなガソリン車しかない三菱はツラいよね。
コアな三菱ファンは燃費なんざ関係ねぇ!俺は買うぜ!って言ってくれるけど一般のお客さんはやっぱり他社と比較するんだし。カタログ燃費で。